【社会人向け】心理学の勉強法を目的別で解説【働きながらでも実践できる】

心理学の勉強をするにはどのような方法がある？

通学講座で学ぶ

通学講座は、実際に教室へ通って講師の話を直接聞きながら学ぶスタイルです。
心理学に興味がある社会人の中には、リアルな講義の雰囲気や対面でのディスカッション、グループワークなどを重視したい人も多いでしょう。通学講座では、他の受講者との交流を通じて視野を広げたり、実践的なロールプレイやワークを体験できたりする点が魅力です。
勤務時間との調整は必要ですが、スクールの中には土日開講やフリータイム制のクラスを実施しているところもあります。

通信講座で学ぶ

通信講座は、教材を自宅に取り寄せたり、インターネット上の動画やテキストを活用したりして、自分のペースで学べる学習スタイルです。
働きながらでも空いた時間に無理なく取り組めるのが最大のメリット。講義の視聴期限や課題の提出期限が決まっている場合もありますが、基本的にはスケジュール調整がしやすく、生活スタイルに合わせて柔軟に学習を進められます。心理学の基礎知識から資格取得を目指す講座まで幅広く、比較的リーズナブルな価格で受講できるのも社会人にとって嬉しいポイントです。

通信制大学で学ぶ

本格的に心理学を学びたいと考えるなら、大学や短大で学ぶという選択肢もあります。
とくに近年は、社会人でも学びやすいように設計された通信制大学の心理学科目が充実してきており、仕事を続けながらでも単位の修得が可能です。
通信制大学では、オンライン講義やテキスト学習、レポート提出のほか、科目によってはスクーリングと呼ばれる対面授業が実施される場合があります。

単位を計画的に修得すれば、将来的に公認心理師や臨床心理士を目指す際の土台作りにもなります。

本・インターネットで自主学習する

もっと気軽に心理学にふれてみたいという方には、本やインターネットを活用した自主学習がおすすめです。
心理学に関する入門書や専門書は数多く出版されており、書店や図書館で手軽に入手できます。
また、YouTubeやオンライン学習プラットフォームには、心理学の基礎や応用について解説している動画が豊富にあり、スキマ時間に学習するのに最適です。
資格取得などを目的とする場合は体系的な学習が必要ですが、まずは興味のある分野から始めてみるのもよいでしょう。

心理学の資格取得を目指す場合の勉強法

どの資格を目指したいかを明確に

心理学の資格を取得したいと考えているなら、まず大切なのは「どの資格を目指すか」を明確にすることです。
心理学に関する資格にはさまざまな種類があり、資格によって必要な学習内容、勉強方法、受験資格が大きく異なります。

指定講座を受講するタイプの資格

産業カウンセラーやメンタルケアカウンセラー、メンタルケア心理士などの資格は、所定の講座を受講することで取得を目指せます。
講座の受講と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、資格試験や提出課題に必要な内容がすべてカリキュラムに組み込まれているため、初心者でも効率よく学べるのが魅力です。

特にメンタルケアカウンセラーやメンタルケア心理士は通信講座で学べるため、仕事と両立しながら資格取得を目指す方にもおすすめです。

大学の単位が必要となる資格

公認心理師、臨床心理士、認定心理士などの資格を目指すには、大学で心理学の単位を修得する必要があります。

たとえば国家資格の公認心理師は、大学や大学院で指定科目を履修することなどが受験の条件です。臨床心理士も、指定された大学院の修了などが必要です。

これらは心理の資格の最高峰であり、高度な知識と実践力が問われますが、通信制大学を活用すれば、社会人でも学びながら資格取得を目指すことが可能です。

通信制大学では、オンライン講義やテキスト教材による自宅学習が中心で、働きながらでも学びやすいのが特長です。

また、認定心理士は大学で所定の科目を履修すれば取得できる民間資格で、試験はありません。専門性では公認心理師・臨床心理士に及びませんが、心理学の基礎を証明する資格として、比較的取り組みやすいのが魅力です。
こちらも通信制大学で履修可能です。

独学で挑戦できる資格

心理学の資格・検定の中には、こころ検定、心理学検定、メンタルヘルス・マネジメント検定、ケアストレスカウンセラー認定試験など、独学で挑戦できる試験もあります。
公式のテキストや問題集が出版されていることが多く、市販のテキストや過去問を活用して学習を進めることで働きながらでも十分合格を目指せます。

職場・家庭で心理学を活かす場合の勉強法

セミナーや1日体験レッスンへ参加する

心理学の知識を、日常生活や職場でのコミュニケーションで活かしたいと考えている方は、セミナーやワークショップなど気軽に参加できる1日体験がおすすめです。

対面・オンラインどちらも開催されており、初めてでも気軽に参加できます。実際のワークや、講師との対話、同じ関心を持つ参加者と交流を通じて、実感を伴った学びが得られるのも大きな魅力です。

特に日常の悩みに関連するテーマを選ぶことで、学んだ知識をすぐに家庭や職場で実践できます。

1日完結型の講座は費用も比較的安価で、学びのきっかけづくりに最適です。

通信講座で学ぶ

自分のペースでしっかり学びたい方には通信講座がおすすめです。心理学の基礎から実践的なスキルまで体系的に学べる内容がそろっており、初学者でも安心です。
子育てや仕事と両立しながら、生活の中で実践できる心理学の知識が身につきます。
スマホやパソコンで受講できる講座も多く、続けやすさも魅力です。

本やインターネットで学ぶ

まずは気軽に学んでみたいという方には、本やインターネットを使った学習もおすすめです。
書店には人間関係、ストレス対処に役立つ入門的な本が多く、読みやすいものから始められます。仕事に活かすならビジネス心理学やマーケティング心理学、子育てに活かすなら発達心理学など、自分の興味に合ったジャンルを選びましょう。
インターネットでも、心理学に関する記事や動画、無料講座などがあり、スキマ時間を使って無理なく学べます。

一般的な知識として心理学を習得したい場合の勉強法

通信講座で学ぶ

心理学の知識を、自分のペースで効率よく学びたい方には、通信講座がおすすめです。テキストに加えて、わかりやすい動画講義が用意されている講座も多く、視覚と聴覚の両方から理解を深めることができます。

初心者でも段階的に学べるカリキュラムが整っており、添削や質問サポート付きの講座なら、ひとりでの学習も安心です。

資格取得に対応したコースもあり、学びの成果をかたちに残すこともできます。

スクールで学ぶ

より実践的に心理学を学びたい場合は、スクールに通うのも一つの方法です。

週1回から通える講座や、初心者向けの基礎講座も多く、対面で講師から直接学べることが最大の魅力です。講義だけでなく、簡単なワークやディスカッションを通じて理解を深められる講座もあり、知識を実感しながら習得できます。

周囲の受講者と学びを共有できる点も刺激になり、モチベーション維持につながります。

通信制大学で学ぶ

心理学を本格的に学びたい場合は、通信制大学での学習も選択肢のひとつです。

通信制大学なら、自宅で動画講義やテキストを使って学べるため、仕事や家庭と両立しやすいのが魅力です。

科目等履修生として入学すれば好きな科目を選んで学ぶことが可能。
科目と単位数の条件を満たせば、認定心理士の資格を取得することもできます。

本やインターネットで学ぶ

まずは気軽に学んでみたいという方には、入門書やインターネット上の情報、心理学に関する動画などを使った自主学習もおすすめです。

図書館で気になった本を借りたり、スキマ時間にYouTubeで学んだりと、自分のライフスタイルに合った方法を試してみましょう。マンガで心理学をわかりやすく解説した本も人気です。

まずは興味のあるテーマから気軽に始めてみることが、学びを長く続けるコツです。

参考 心理学は独学で十分？未経験から始める心理カウンセラーの目指し方

心理学の勉強を進める際のポイント

興味のある分野から始める

心理学と一口に言っても、臨床・発達・社会・認知など分野はさまざま。まずは自分の関心のある分野から始めて、楽しみながら学習を続けることが大切です。

最初から難解な理論に取り組むよりも、実生活と結びつけやすいテーマを選び、学んだ内容を日常生活や人との関わりの中で意識的に使ってみることで、自然と理解も深まり、勉強が楽しくなります。

勉強する目的を明確にする

心理学を学ぶ理由がはっきりしていると、勉強のモチベーションが長く続きます。
「仕事でのコミュニケーションに役立てたい」「資格を取ってキャリアに活かしたい」「子育てや人間関係をよくしたい」など、目的に応じて学ぶべき内容も変わってきます。
始める前に「なぜ学びたいのか」を明確にすることが、学習の継続につながります。

コツコツ勉強して習慣化する

忙しい社会人には、短時間でも学習を習慣化する工夫が大切です。
たとえば「心理学の本を1日1ページだけ読む」、「1行だけでいいから読む」といった、できるだけハードルの低い目標を設定するのがコツ。小さな行動でも毎日続ければ、学びのペースがつかめてきます。
習慣が身につけば、自然と学ぶ時間が生活の一部になります。

心理学の知識を活かして勉強する

せっかく心理学を学ぶなら、その知識を勉強自体にも活かしてみましょう。
25分集中＋5分休憩を繰り返す「ポモドーロ・テクニック」や、あえてキリの悪いところで学習を中断させる「ツァイガルニク効果」など、心理学には学習効率を高めるヒントが豊富です。
知識を実践しながら体感することで、理解も深まり、勉強がより楽しくなります。

心理学の勉強に関するよくある質問

心理学の勉強に関する質問をまとめました。

心理学を学ぶのに向いているのはどんな人？

心理学は、人の心や行動に興味がある人にとって、非常に魅力的な学問です。
自分や他人の感情を理解したい、人間関係をよりよくしたいと思う人に向いているでしょう。また、傾聴力や共感力を高めたい方、仕事や家庭でのコミュニケーションを改善したい方にも適しています。

特別な知識やスキルがなくても、身近なテーマから始められるので、初心者でも安心して学び始められます。

心理学の資格を取りたいけど何を目指せばいい？

「どの資格を目指せばいいかわからない」という場合は、まずは難易度が低めの資格から始めてみるのがおすすめです。
やさしい内容でも、心理学の基本をしっかり学ぶことで、次により専門的な資格に挑戦する際の土台になります。

たとえば、通信講座で取得できる資格などは、社会人の方でも無理のないペースで学べるのでおすすめです。

おすすめ通信講座 メンタルケアカウンセラー（R）講座（ヒューマンアカデミー/通信講座）
おすすめ通信講座 こころ検定3級・4級対応 メンタルケアカウンセラー講座（TERADA医療福祉カレッジ／通信）

また、勉強を進める中で「次はこれを取りたい」と、自分に合った資格が見えてくることもあります。最初の一歩として、気軽に始められる資格から挑戦してみましょう。

参考 【心理学資格】社会人におすすめランキング！すべて取得した資格ソムリエ林さんと比較

心理学を学ぶメリットは？

心理学の知識は、生活や仕事に役立つ場面が多くあります。
ここでは代表的な3つをご紹介します。

メリット（１）：仕事で役立つ

心理学を学ぶと、営業・交渉・プレゼンなど、ビジネスシーンで活用できるテクニックが身につきます。

たとえば「ドア・イン・ザ・フェイス」という心理効果は、最初にあえて大きなお願いをして断られた後、本来の目的を提示すると、承諾されやすくなるというもの。こうした心理的アプローチを理解することで、相手との信頼関係を築きながら、成果につなげることが可能になります。

メリット（２）：自身のメンタルケアにつながる

心理学の知識は、自分自身の心の状態に気づき、適切に対処する力を育ててくれます。
「仕事でミスをした」「友人と喧嘩をした」など、落ち込んだときも、心理学の知識があれば、心の内面を客観的にとらえてストレスにうまく対処することが可能です。

忙しい毎日を送る社会人にとって、セルフケアは重要なスキルのひとつ。心理学は、そのための土台をつくる大きな手助けとなります。

メリット（３）：他人からの印象を改善できる

心理学を学ぶことで、他人に与える印象やコミュニケーションの質を意識的に改善できます。
たとえば視線の使い方や表情、相手の話の聴き方ひとつで、信頼感や安心感を与えられるようになります。

人間関係において「感じの良さ」は大きな武器。心理学の知識を活かして、相手の立場に立ったふるまいを心がけることで、自然と好印象を与えられるようになります

心理学を学べるおすすめスクール

ヒューマンアカデミー / 通信講座（通信）

心理系講座が21講座！あなたに合った講座が見つかる

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ヒューマンアカデミー / 通信講座

TERADA医療福祉カレッジ／通信（通信）

基礎から上級まで目的に合わせてコースが選べる！

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TERADA医療福祉カレッジ／通信

ヒューマンアカデミー 心理学講座（通学／全国）

カウンセラーとして必要なスキルを総合的に学べる！

スクールホームページ：
ヒューマンアカデミー 心理学講座

一般社団法人　Cocoloラーニングアカデミー（通学／全国）

少人数制でアットホーム。ビジネスや生活で使えるNLPを学ぶ！

スクールホームページ：
一般社団法人　Cocoloラーニングアカデミー

APC付属心理教育学院（通学／東京）

関東心理クリニックが母体だから、即戦力が身につく！

スクールホームページ：
APC付属心理教育学院（通学／東京）

リカレントメンタルヘルススクール（通学／全国）

メンタルヘルス対策のプロを育成する

スクールホームページ：
リカレントメンタルヘルススクール

TKN心理サロン（通学／大阪）

「心のドアを優しくノックできる」カウンセラーになろう！

スクールホームページ：
TKN心理サロン

まとめ

社会人が心理学を学ぶ方法についてご紹介しました。
資格取得を目指す場合は、指定講座の受講や大学の単位の取得など、資格を取得するための条件を確認しましょう。
職場や家庭で活かすなら、セミナー、本、ネットなど手軽な学びから始められます。
一般的な知識として学びたい場合も、通信講座やスクール、入門書や動画講義など多様な選択肢があります。
重要なのは、自分の目的と生活スタイルに合った学び方を選び、無理なく継続することです。