副業Webデザイナーとは?
副業Webデザイナーとは、会社に属さず自分のスキルを活かしてWebサイトのデザインや制作を請け負う働き方をいいます。時間や場所に縛られず在宅で作業できるため、本業との両立がしやすい点が特徴です。副業でWebデザイナーをする場合、クリエイティブな作業が好きで、新しい技術にも前向きに取り組める人に向いています。
Webサイトの需要拡大やデジタル化の進展により案件は増加傾向にあり、未経験からでも学習次第で仕事につながる可能性が高い分野です。
未経験者向け!副業Webデザイナーの始め方
未経験からでも、副業としてWebデザイナーを始めることは可能です。ここでは、未経験者向けに副業Webデザイナーを始める3つのステップをご紹介します。
1.Webデザインのスキルや知識を習得する
副業Webデザイナーとして活動するには、まずデザインの基礎知識とツール操作を身につけることが必要です。PhotoshopやFigmaなどのデザインツール、HTML・CSSの基本構造、UI/UXの考え方を学ぶことで実務に必要な土台が整います。
オンライン講座や書籍を活用しながら実際に手を動かすことで理解が深まり、効率的に学習が進められるでしょう。
未経験者が身につけておきたいWebデザインスキル・知識について詳しくはこちら
2.ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは…
ポートフォリオとは、自身のスキルや実績、経験、考え方を整理し、第三者に分かりやすく伝えるための資料。履歴書では伝えきれない具体的な成果やプロセスを示し、能力や強みを可視化する目的で、就職・転職や業務受託の場面で活用される。
スキルを習得したら、自分の実力を示すポートフォリオを作成することが大切です。実案件がなくても、架空サイトのデザインやバナー制作などで十分アピールできます。作品ごとに工夫したポイントなどを添えると、制作意図が伝わりやすくなるでしょう。
ポートフォリオはWeb上で公開し、いつでも確認してもらえる状態にしておくことがポイントです。
3.案件に応募する
準備が整ったら、クラウドソーシングやSNSを活用して案件に応募します。最初は初心者向けの小規模案件から挑戦することで、実績を積みながらスキルを磨けます。応募時にはポートフォリオの提示に加え、これまでの学習内容や対応姿勢が伝わる丁寧な自己紹介文を添えることで、信頼性が高まり、案件を受注しやすくなるでしょう。
副業でできるWebデザイン案件や価格相場

広告バナー制作:3,000~20,000円
| 特徴 | 必要なスキルや素材 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| クライアントの指示に従って制作する場合が多く、Webデザイン初心者でも副業として取り組みやすい。 | ・Photoshop ・Illustrator ・写真素材 ・キャッチコピー |
3,000~2万円 |
Webデザイン案件の中でも、広告バナー制作は案件数が多く、経験の浅いWebデザイナーでも挑戦しやすい仕事です。主にPhotoshopやIllustrator、写真素材やキャッチコピーを用い、クライアントの指示に沿って制作するケースが多いため、副業としても始めやすい点が特徴です。
一方で、目を引く表現には経験やセンスが求められ、報酬は案件内容により3,000円〜2万円程度と幅があります。単価は高くありませんが、複数依頼や継続受注につながる可能性もあります。
ロゴ制作:1万~5万円
| 特徴 | 必要なスキルや素材 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 案件によって報酬の幅が広い。企業のロゴ制作のような高額案件にはスキルが求められる。 | ・配色やデザインのセンス ・イメージを具現化するスキル ・コミュニケーション力 |
1万~5万円 |
店舗や教室、病院、企業、各種サービスの「顔」となるロゴのデザイン・制作も、Webデザイナーが担う重要な仕事の一つです。副業として取り組むには、デザインや配色のセンスに加え、クライアントの思いやイメージを正確に汲み取り、形に落とし込む力が求められます。
また、デザインの意図を論理的かつ分かりやすく説明するコミュニケーション力も不可欠です。報酬相場は1万~5万円程度ですが、案件によっては飲食店ロゴで5万円超、企業ロゴでは20万円前後となる例もあります。
LP(ランディングページ)制作:5万~10万円
| 特徴 | 必要なスキルや素材 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 高度なスキルが求められ、制作に時間がかかるほど時給が安くなってしまう。 | ・デザイン力 ・コーディングスキル ・マーケティングスキル ・写真素材 ・キャッチコピー |
5万~10万円 |
LP(ランディングページ)とは、商品やサービスの魅力を1ページに集約し、閲覧者の申し込みや問い合わせといった行動を促すWebページです。LP制作案件には、1案件ごとに報酬が決まる固定報酬制と、作業時間に応じて支払われる時給制があります。
Crowd Worksでは、固定報酬制は5万〜10万円程度が相場で、時給制の場合は1時間あたり1,000〜2,000円前後の案件が多く見られます。
Webサイト制作:10万~50万円
| 特徴 | 必要なスキルや素材 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 作業範囲が曖昧なため無償で追加作業を要求されたり、作業量が膨大で時給単価が下がってしまったりする可能性がある。 | ・写真素材 ・動画素材 ・イラスト ・画像編集スキル ・コーディングスキル ・デザイン力 ・セキュリティの知識 |
10万~50万円 |
Webサイト制作は、個人や企業から依頼を受けて各種Webサイト(ホームページ)を制作する仕事です。新規制作のほか、既存サイトのリニューアルや改修も含まれます。報酬相場は内容により10万〜50万円程度と幅がありますが、新規制作では作業量が多く、納品まで数ヶ月かかる場合もあります。そのため、ある程度経験を積んだWebデザイナー向けの副業といえるでしょう。一方、改修案件は比較的難易度が低く、報酬は低い傾向にあります。
コーディング:案件の難度によっては100万円も
| 特徴 | 必要なスキルや素材 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 使用する言語や難易度によっては稼ぎづらい。 | ・言語知識 ・Webシステム・設計知識 ・CMS知識 ・UI/UXに関する知識 |
100万円もありえる |
コーディングとは、HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いて、デザインどおりにWebサイトを表示させるための重要な作業です。報酬相場は使用する言語や難易度によって異なり、HTMLやCSSを用いた案件では1万円前後が一般的です。
一方、高度なプログラミング言語を扱う案件や、新規サイト立ち上げから関わる場合は報酬も高く、内容によっては100万円程度に達することもあります。コーディングは、スキルに応じて収入の幅が広がる分野といえるでしょう。
未経験者が身につけておきたいWebデザインのスキル・知識

- グラフィックソフトを使いこなすスキル
- デザインツールを使いこなすスキル
- Webデザインに関する知識
- コミュニケーションスキル
未経験から副業Webデザイナーを目指す場合、まずはWebデザインの基礎的なスキルや知識を身につけることが重要です。WebデザイナーのスキルはIT分野の中でも比較的習得しやすく、初心者でも挑戦しやすい点が特徴といえます。PhotoshopやIllustratorなどのデザインツール、HTMLやCSSといった基本的な構造への理解があると、対応できる案件の幅が広がります。
とはいえ、最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。難易度の低い案件から取り組み、実際に手を動かしながら覚えていく方が効率的です。経験を重ねることで理解が深まり、着実なスキルアップにつながります。
関連記事コーディングとは?【初心者向け】Webデザイナーが身につけるメリットやhtml、cssについて解説!
初心者ならWebデザインスクールがおすすめ!
【各スクールのキャプチャを設置】
初心者からWebデザイナーを目指すのであれば、Webデザインスクールへの入学がおすすめです。上でも述べた通り、Webデザイナーとして副業を始めるには、デザインについての知識や各種グラフィックソフト、言語などを習得しなければなりません。
Webデザインスクールでは、これらWebデザイナーに必要なスキルを満遍なく、効率よく学べるでしょう。スクールによっては、案件を獲得する方法をレクチャーしてくれたり、「実際に案件を獲得して制作すること」がカリキュラムに含まれていたりすることもあります。
また現役クリエイターの特別講義で、実際の話を聞ける機会が設けられる場合もあります。こうした経験は、独学で勉強するよりも、実際にWebデザイナーとして副業する際に役立つでしょう。
スクールやコース、受講者の状況によっては、受講料の一部が戻ってくる「一般教育訓練給付制度」や「専門実践教育訓練給付制度」の対象となる可能性もあるため、事前に確認しましょう。
関連記事【2023年最新!編集部おすすめのWebデザインスクール】スクールや職業訓練校のメリットとは?
【経験者向け】Webデザイナーが副業で案件を獲得するために身につけたいスキルや知識
- コーディング
- SEO知識
- マーケティングの基礎知識
- CMSの実装スキル
- 提案力
- 実務理解
経験者が案件獲得の幅を広げるには、デザイン力だけでなく提案力や実務への理解が重要になります。クライアントの課題や目的を整理し、構成の見直しや改善案まで提示できると、信頼度は大きく高まるでしょう。
さらに、SEOやマーケティングの基礎知識、WordPressなどCMSの実装スキルがあると対応できる案件も広がります。
納期管理や丁寧なコミュニケーションを意識することで、継続依頼や紹介につながりやすくなり、新規で営業しなくとも案件を獲得しやすくなります。
より効率的に案件を獲得したいなら意識したいこと
副業の最大の難関は、案件の獲得といえるでしょう。ここでは、より効率的に案件を獲得するために意識したいポイントを3つご紹介します。
ポートフォリオを案件に合わせて調整する
副業でWebデザイナーとして案件を獲得するには、ポートフォリオの内容を依頼内容に合わせて最適化することが重要です。このとき、ポートフォリオは見やすさと伝わりやすさを意識しましょう。
多くのクライアントは、このポートフォリオを参考にあなたの能力を判断し、仕事を依頼するかどうか検討します。ポートフォリオはWebデザイナーとしての自分の力量をアピールする重要な資料です。見栄え良く、相手に伝わりやすいものを作成しましょう。
応募文を工夫する
【応募文で意識するポイント】
・要点を簡潔にまとめる
・テンプレートをそのまま使用せず、案件ごとに独自に調整する
・自分の強みや提供できるスキルを具体的に伝える
ポートフォリオを準備したら、Webデザイナーの募集案件へ応募してみましょう。応募文では、相手の課題を理解していることを示し、改善提案を短くまとめることで採用率が上がります。テンプレートをそのまま使うのではなく、案件ごとに文章を調整し、自分の強みや過去の成果を具体的に伝えることで、他の応募者と差別化できるでしょう。
【案件に応募できるアウトソーシングサイトの例】
・Crowd Works(クラウドワークス)
・Lancers(ランサーズ)
・ココナラ
など
SNSを活用する
副業Webデザイナーとして案件を広げるには、SNSの活用も有効な手段です。制作物や学びを継続的に発信することで認知が広がり、指名依頼や相談につながりやすくなります。X(旧Twitter)やInstagramはデザインとの相性がよく、作実績の蓄積にも効果的です。日々のアウトプットが信頼構築につながり、結果として案件獲得の効率を高められます。
副業Webデザイナーのメリット

スキルを活かして副収入を得たい、独立前に実績を積みたいなど、副業する理由はさまざまでしょう。ここでは、Webデザイナーを副業にするメリットをご紹介します。
パソコンがあればどこでも働ける
場所にとらわれない働き方ができることは、副業Webデザイナーの大きなメリットの一つです。Webデザイナーは基本的に、パソコンとネット環境さえあればどこでも働けます。
自宅でリラックスしながら働くのもよいですし、お気に入りのカフェで働くのも楽しいでしょう。もしも本業の都合で交通の便の不自由な地域や海外に住むことになったとしても、Webデザイナーであれば続けられます。
実績を積み上げキャリアの可能性が広がる
副業Webデザイナーとして本業に無理のない範囲で案件に取り組むうちに、Webデザイナーとしての実績も積み上げられます。始めは簡単な案件で報酬も少ないかもしれませんが、諦めずに仕事を受け続けることで、スキルが向上し、新たな人脈が得られる可能性もあるでしょう。
また、自分の興味のある分野に特化した実績を積み重ねられるのも、副業Webデザイナーの魅力です。例えばロゴ制作に関心があれば、ロゴの案件を中心に請け負って腕を磨き、フリーランスのロゴデザイナーを目指すといった選択肢も考えられます。
仕事量を調節できる
自分の都合に合わせて仕事量を調節できるのも、副業Webデザイナーのメリットです。「今月は本業が忙しいから、副業は少なめにしよう」、「今月は稼ぎたいから副業を頑張ろう」など、本業との兼ね合いを考えながら無理なく案件を受けられるでしょう。
副業Webデザイナーの月収はどのくらい?

Webデザイナーを副業にする上で、どれくらいの収入を得られるのかは気になるポイントでしょう。ここでは、副業Webデザイナーの月収についてご紹介します。
受けられた案件分が収入になる
副業Webデザイナーの月収は、受注した案件数や実際に納品できた本数によって決まります。受注数や報酬額は個人のスキルや経験、案件の難易度によっても異なるため、一概に月収の目安を示すことはできません。
副業としてWebデザイナーに取り組む場合は、本業とのバランスを考慮しつつ、副業に充てられる時間や自身のスキルレベルを踏まえて、無理のない範囲で案件に応募することがおすすめです。
未経験者はまず月収3万円を目指そう!
未経験から副業Webデザイナーを始める方は、まず月収3万円を目標に取り組んでみるとよいでしょう。
たとえば、初心者でも比較的取り組みやすい広告バナー制作の案件であれば、1件5,000円の案件を1ヶ月に5つ納品できれば25,000円の収入になります。基礎的な案件から経験を積み、コーディングなどのスキルを段階的に高めていくことで、対応可能な業務が増え、結果として月収アップも見込めます。
ただし、前述のCrowd WorksやLancersといったスキルシェアサービスでは、報酬の支払い時に「システム利用料」として所定の金額が引かれる仕組みになっています。契約金額がシステム利用料を含んでいるのかあらかじめ確認しておくことが大切です。
関連記事Webデザイナーの平均年収は?収入アップや年収1,000万を目指す方法を紹介します
副業でWebデザイナーは「やめとけ」と言われる理由

「副業Webデザイナーはやめとけ」と言われる背景には、人気職種となり目指す人が増え、競争が激しくなっている現状にあります。
在宅ワーク需要の高まりや副業解禁、学習スクールの充実も後押しとなり、Webデザイナー人口は年々増加しています。しかし、人数が多いからといって必ずしも仕事が得られないわけではありません。
重要なのは個々のスキルや提案力であり、継続的に学び成長し続ける姿勢があれば、副業でも十分に案件を獲得することは可能です。
副業Webデザイナーに関するよくある質問
ここでは、副業Webデザイナーに関するよくある質問に回答します。
Q.未経験者はどのくらいの学習期間で案件を受けられるようになる?
A. 未経験でも基本的なWebデザインの学習を3〜6ヶ月程度続ければ、小規模な案件を受けられるようになる可能性があります。
HTML・CSS・デザインツールなどといったWebデザインの基礎は、短期集中コースや独学でも数ヶ月で習得可能です。スクールのカリキュラムでは、最短で8週間程度の学習を想定する例もあります。
完璧を目指さず、簡単なサイトやバナー制作から取り組むことで実践力がつき、案件獲得につながりやすくなります。
Q. ポートフォリオはどの程度の作品数が必要?
A. 目安として10〜20作品程度を掲載するとスキルの幅やデザイン力を適切に伝えられます。
作品数に絶対的な正解はありませんが、少なすぎると現在のスキルが伝わりにくくなります。デザインの幅や思考過程が分かるような作品を厳選し、自信作を中心に構成することで、見る側に強い印象を与えられます。応募先に合わせて内容を調整するのも効果的です。
Q. 本業と両立するための時間管理のコツはある?
A. スケジュールを可視化し、作業時間をあらかじめ確保してルーティン化することが重要です。
日々の作業時間をカレンダーやタスク管理アプリで見える化し、優先順位の高いタスクから取り組む癖をつけると効率が上がります。
また、まとまった時間が取りにくい場合でも、隙間時間に学習や軽作業を進めることで負担を分散できます。休息やリフレッシュの時間も確保し、長期的な両立につなげることが大切です。
Webデザイナーは副業におすすめ!スキルと継続的な学習姿勢を身につけよう
副業Webデザイナーは、未経験からでも一歩ずつスキルを磨き、実績を重ねながら挑戦できる働き方です。大切なのは、基礎を身につけたうえで学び続ける姿勢と行動力です。
スキルと経験を重ねれば、副業として安定した収入を得ることもできるでしょう。将来の選択肢を広げる一歩として、Webデザインに挑戦してみてはいかがでしょうか。
副業でWebデザイナーを始めたいものの、「何から学べばいいか分からない」「効率よくスキルを身につけたい」とお悩みの方は、Webデザイン講座の活用もおすすめです。さまざまな通信・通学講座を比較し、自分に合った学習方法を見つけてみましょう。










