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AFP認定研修ってどのようなもの?内容(提案書など)を紹介します!

AFP認定研修ってどのようなもの?内容(提案書など)を紹介します!

FPの資格取得を目指したり、仕事にしようとしたりするとき、AFP(Affiliated Financial Planner)の登録を視野に入れる方も少なくないと思います。
AFP登録の資格を得るために必要なのが、2級FP技能士の資格と「AFP認定研修」の修了です。
上記を満たすことで、FP協会への登録が可能になります。
このAFP認定研修は2級FP技能検定の合格前、合格後どちらでも受講できますが、特に初学者の場合は研修の「提案書」の作成に時間を要するため、2級FP技能検定合格を先に目指すという場合も多くあります。
当ページでは、AFP認定研修のコースや内容のほか、「提案書」どのようなのものなのか、どのような注意が必要なのかなどを詳しくご紹介します。

更新日:2023-11-01(公開日:2020-05-28)

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AFP認定研修のコース・内容について

AFP認定研修ってどのようなもの?内容(提案書など)を紹介します!のイメージ

大きく4つのコース(課程)があり、6つの専門分野について学ぶ!

まず、AFP認定研修のコース・内容についてお話しします。
AFP認定研修には、大きく分けて「基本課程」、「技能士課程」、「3級課程」、「税理士課程」の4つのコースがあります。
一般の方や、これからAFP認定を受けたいと考えている方の場合は、この「基本課程」または「技能士課程」のどちらかを受けることになる場合がほとんどです。

では、この「基本課程」と「技能士課程」について解説します。

●『基本課程』とは
2級FP技能士検定をまだ受けたことがない方、あるいはまだ合格していないという方向けのコースです。FPとしての実績がなく、AFP認定の資格を取得したいという場合は、この基本課程を受講することになります。

●『技能士課程』とは
主にFP実務経験が豊富な方向けのコースとされており、すでに2級FP技能検定以上の合格者が技能士課程の対象となっています。
技能士課程の通信講座の特徴は、基本課程と比較して短期間で研修を修了することができることです。

次に内容についてご説明します。
このAFP認定研修は、ファイナンシャル・プランニングに必要な6つの専門分野についての知識を体系的に学習できるように構成されたFP協会認定の研修講座です。
ここから学習科目である6つの専門分野についてお話しします。

【6つの専門分野】
「金融資産運用設計」、「不動産運用設計」、「リスクと保健」、「相続・事業承継設計」、「タックスプランニング」、「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」など幅広い専門分野にわたります。長期的な家計の収支状況が確認できるキャッシュフロー表の作成や、目標達成に向けた最適なファイナンシャル・プランなどをまとめた提案書の作成方法などを学びます。

①金融資産運用設計
金融商品の特徴や資産運用の考え方を理解すると同時に、その前提となる金融や経済の知識を学びます(資金運用、投資、NISA、つみたてNISA、iDeCoなど)。

②不動産運用設計
多くの人にとって不動産は生活の拠点となります。
特に家は、買うにしても借りるにしても、生活費の中に占める金額の割合が大きく、ライフプランへの影響も大きくなります。
また不動産は、保有しているだけでも固定資産税などや、管理の手間がかかるものです。
ここでは、住宅ローン、マイホーム購入など、不動産を購入したりローンを組んだりした場合や、不動産の活用についてなどを学びます。

③リスクと保健
ライフプランは、クライアントがこの先も健康で大きなトラブルもなく日々の生活を送ることを前提として立てますが、現実には、病気やけが、事故など、思わぬアクシデントに遭遇する可能性があります。リスクと保険では、もしものときの保障や子供の教育費などについて学びます。

④相続・事業承継設計
死亡した人名義の財産を家族などが引き継ぐときに相続が発生します。
ここでは、相続税や老後の準備、事業承継を行う際の設計などについて学びます。

⑤タックスプランニング
消費税や所得税など日々の生活で課されるさまざまな税金や控除について学びます。
ふるさと納税や退職金などもこれに含まれます。
他の5つの分野とも関連性の高い分野です。

⑥ライフプランニング・リタイアメントプランニング
ファイナンシャル・プランニングは、資産を増やすことだけではなく、それぞれの夢や希望を実現するために行うものです。ここでは、お金についての知識やキャッシュフロー表などについて学びます。

これらの内容を日本FP協会に認定された研修講座に従って学習していくことになります。

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AFP認定研修の「提案書」やその構成とはどのようなもの?

「提案書」は、認定研修講座の最後に実施する!

AFP認定研修は、所定の課目・単位を履修した後に「提案書(ファイナンシャル・プラン)」を作成し、基準点をクリアすることで修了できます。
これは、実際の個人や法人のクライアントに提出するものではなく、学習の一環となるものですが、実務に近い設定で課題が出されます。
ここから実際の提案書の作成手順についてご説明いたします。

【提案書の作成手順】
(1)課題の内容を確認します。
まずは、課題の内容から提案書に必要な情報を確認していきます。
課題に登場する依頼人は年齢を含む家族構成や加入している保険の種類など、実務に近いモデルケースで設定されています。
この内容を確認する段階で見落としがあると、年金や、将来の収入計算に大きな影響が出ますので、繰り返ししっかりと確認しましょう。

ここでは、たとえばこのような項目を確認します。
・家族構成(年齢など)
 ※親の定年などだけでなく、子どもの進学、卒業、結婚などで支出が大きく変わるため、いつそのようなイベントが発生するのかを把握するためにしっかりと年齢などを確認することが必要です。
・金融資産(月々の収入・預金など)
・借り入れ状況(住宅ローンやカーローンなど)
・保険の加入状況(死亡保険・医療保険・学資保険など)

これらの情報を元に提案書を作成してくことになります。
課題内容は同じものばかりではなく、当然課題内容によって作成する提案書の内容も異なるため、インターネット上などにある事例を鵜呑みにせず着実に作成することが大切です。

(2)キャッシュフローを作成します。
キャッシュフローとは、現金の流れを意味し、主に企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことをいいます。
作成することで、ライフプラン上で何年後に赤字になるなどの問題点を明確にするのです。
このキャッシュフローの作成は、2級FP技能検定の実技試験で近いものが出題されます。
2級FP技能検定はAFP資格の取得に必要なスキルとなっていますので、復習を兼ねて作成すると良いでしょう。

(3)問題点をどのように改善していくかを示す提案書を作成します。
作成したキャッシュフローから問題点を見つけたら、それを改善するための提案書を作成します。
提案書を作成する業務の中でも最も重要な部分になります。
クライアントにとっても大切な部分ですので、自分の考えや改善案をしっかり伝えられるように丁寧に作成しましょう。

【提案書の参考】
日本FP協会では、AFP認定研修の提案書課題作成における受講者支援ツールとして、ホームページ上で「提案書作成ツール」を公開しています。
このツールを利用して、文章や数値を入れていくことで提案書を作成することができますが、提案書作成ツールはあくまで模範解答です。
自分の提案書をしっかりと作成するための参考程度にとどめておくと良いでしょう。

「提案書」は改善点だけでなく構成も大切!

提案書は、キャッシュフローを読み取り、改善点を提示するためのものですが、その部分だけでは合格点に達することはできません。
提案書では、構成も重視されます。
「表紙・前書き」からはじめ、「現状分析」、「改善前の将来像の提示」、「問題の指摘」、「改善策の提案」、「改善後の将来像の提示」、「プランの注意点」などを含めた構成が大切です。
ここからは、提案書の基本的な構成についてご説明します。

【提案書の構成】
● 表紙・前書きなど
表紙には、必ず、「タイトル」、「顧客の名前」、「プランナーの名前」、「作成日」の4点を記入します。
さらに、前書きとして「はじめに」のあいさつなどを入れます。
こちらは次の目次で詳しくご説明します。

● 現状分析
「顧客の現状確認」、「顧客の希望を確認」、「ライフイベント表の作成(冠婚葬祭等)」など、順を追って記載していきます。
この際、顧客の現状をまとめる際は、提案書の作成手順で取り上げた『課題内容の確認』の部分での情報をまとめ、情報を把握しやすく、クライアントにも一目でわかりやすいように表にするなどの工夫をすると良いでしょう。

● 改善前の将来像の提示
事前に作成したキャッシュフローを参考にし、現状分析の際に作ったライフイベント表と照らし合わせてキャッシュフロー表を作成します。
課題に沿って作成すると赤字になるので、何年後にどれほどの赤字が出るのかを明確にします。

● 問題の指摘
キャッシュフロー表で明確になった赤字の原因を探し出し、クライアントに指摘します。

● 改善策の提案
支出の見直しや資産運用、足りない部分の収入を増やす方法など、赤字の原因(問題点)を解決するための改善策を提案します。
この改善策は、あまり多くを提案せず、クライアントのライフプランにおける希望が叶えられる最低限のものを提案した方がよいでしょう。

● 改善後の将来像を提示
前述の改善策を取り入れた場合のキャッシュフロー表を作成します。
ここで赤字がなくなっていれば完成です。

● プランの注意点
このプランにおける注意点を記載します。
ここでは、「クライアントへのアドバイス」、「家族、経済状況の変化でプランの見直しが必要であること」、「定期的な見直しをすること」などの3点を記載します。

● おわりに
最後に、おわりのあいさつ、提案書の内容などを記載します。
詳しくは後述にてご説明します。

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AFP認定研修の「提案書」の挨拶文の書き方

「はじめに」では、世の中のお金の事情、ライフプランの重要さを説明する!

先ほど、提案書の構成の中で、「はじめに」のあいさつを入れるというお話をしました。
ここでは、その部分に関してもう少し詳しくご説明します。

「はじめに」は、提案書の導入部分となるものです。
おおよそ内容を下記の3つに分けて、1ページ程度でまとまるように作成します。

(1)あいさつ(形式的なあいさつです。感謝を伝える部分になります。)
(2)人生における金銭に関すること、そしてライフプランがいかに大切かということを、具体例を交えながら説明をしていきます。
(3)あいさつ(こちらも形式的なあいさつです。自分がAFPとしてどういうスタンスでクライアントに接し、どのようなライフプランを考えているかを簡単に記載します。)

「おわりに」では、提案した内容を再度記載し、今後の対応を記載する!

提案書の最後にも「おわりに」としてあいさつのページを挿入します。
こちらは、大体1~2ページでまとまることを目安とし、3~5つに分けた内容で書くと良いでしょう。
この内容では、実際に今回の提案書でクライアントに提案した内容をもう一度簡潔に記載し、今後の対応について記載していきます。
具体的な内容を記すことになるため、改善点の提案まできちんと提案書を終わらせてから最後に書くとまとめやすくなります。
さらに、「私でお役に立てることがありましたら何なりとご相談ください」など、今後もきちんとサポートする旨を書き添え、最後に形式的なあいさつと感謝の気持ちを述べてまとめます。

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AFP認定研修の「提案書」作成時の注意点

顧客を意識した文章を書くようにし、誤字脱字にも注意する!

ここまで、AFP認定研修における提案書作成についてお話ししてきました。
一通りの手順や構成についてはお分かりいただけたかと思いますが、この提案書を作成するときには他にも注意すべきことがあります。

まず、顧客を想定した文章を書くということです。
AFP認定研修での提案書課題では、架空の設定が提示されるため、実際のクライアントは存在していません。
しかし、文章を書く際にはクライアントの立場で、丁寧に伝わりやすい文章を書くことが重要です。
ライフプラン作成の部分に関しては、提案書作成ツールなどを使用し、フォーマットに沿って数値を入力する方法で作成することも可能ですが、実際のプランや文章はクライアントに合ったものを自分でしっかりと考えましょう。

2つ目に、誤字脱字などに関してです。
上記の通り、AFP認定研修における提案書は実際のクライアントに提案するものではありませんが、誤字や脱字がないように注意しましょう。
また、提案書にはライフプランニングに必要な数字が多く記載されます。
どこかで数字を誤って書いてしまうと結果が大きく変わってしまうことがあり、提案書として成立しなくなるおそれがあります。
細かい数字まではチェックされないと言われる課題ですが、結果が大きく変わってしまうとAFP認定研修自体の合否にも関わってくるため、記載間違いには十分な注意が必要です。

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まとめ

当ページでは、AFP認定研修のコースや内容について紹介してきました。
AFP認定研修には、大きく分けて「基本課程」、「技能士課程」、「3級課程」、「税理士課程」の4つのコースがあることや、6つの専門分野(金融資産運用設計、不動産運用設計、リスクと保健、相続・事業承継設計、タックスプランニング、ライフプランニング・リタイアメントプランニング)、認定研修講座の最後に作成する提案書や、挨拶から書くことなど書き方などについてもご説明いたしました。
認定研修を受講する前に内容についての知識があると、受講してから慌ててしまうことを避けられると思いますので、AFP認定研修の受講を検討されている方は、事前に当ページを見直しされると良いかもしれません。

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