大学に行かなくても心理カウンセラーになれる?
資格がなくても「心理カウンセラー」と名乗ることは可能!
様々な心の病を抱えた方の相談に乗り、本人自らが答えを導きだせるように手助けをするのが「心理カウンセラー」です。ですので、特別な資格を持っていなくても、「心理カウンセラー」と名乗ることは可能です。
ただ、知識やスキルのない方がいくら「心理カウンセラー」と名乗っても、誰も相談したいとは思わないでしょうし、就職することも難しいでしょう。
きちんとした心理的支援を行うには、心理療法やカウンセリングなどの知識や技術が不可欠です。それを証明するためにも、心理系の資格は取得した方が良いといえるでしょう。
働き方や職場によって必要な資格が異なる!
心理カウンセラーに必要な資格は存在しません。働き方や職場によって必要な資格が異なるというのが現状です。
現在、日本には心理系の民間資格が多くあり、その中で最も権威ある資格が「臨床心理士」です。
また、日本初の心理系の国家資格である「公認心理師」も2018年に生まれました。
この臨床心理士や公認心理師の資格取得を雇用の条件としているところが大半なので、「心理カウンセラーとして働きたい!」という明確な意思をお持ちの方は、臨床心理士や公認心理師の資格取得をおすすめします。
心理系の大学ではどんなことを勉強するの?
心理学概論や臨床心理学概論などの専門知識!
心理カウンセラーのための勉強という括りで言えば、より実践的な技術を学べるのは心理系の大学院や、民間のスクールでしょう。
ただし、大学の心理系学科では、心理学全般について学ぶことができますので知識を身に着けるという意味で、心理系の大学で学ぶことは大いに有効です。
心理系大学での学習科目例:
・心理学概論
・臨床心理学概論
・心理学統計法
・心理学実験
・認知心理学
・学習心理学
・社会心理学
・発達心理学
・障害者(児)心理学
・教育・学校心理学
・精神疾患とその治療
これだけ見ても、実に心理学について多くのことを学ぶことが分かるでしょう。また心理学だけでなく、精神疾患についても学ぶことができますので、大学で心理学の勉強をすることは、心理カウンセラーの土台を作るために最適と言えます。
ちなみに先に述べた臨床心理士では心理系の大学卒業は必須ではありませんが、指定の大学院を卒業することが義務づけられています。一方、公認心理師は、心理系の大学を卒業することが資格取得の条件となっていますので、注意しましょう。
心理カウンセラー講座・スクール比較社会人でも心理カウンセラーの資格は取れる?
必要条件さえ満たせば資格取得は可能!
社会人でも基本的に心理カウンセラーの資格を取得することができます。ただし、臨床心理士は大学卒業+大学院(臨床心理学専攻)卒業、公認心理師は心理系の大学卒業+実務経験が試験の受験資格として必須となります。ですので、条件を満たす必要があります。
それ以外の民間資格の場合は、基本的には資格を扱っている団体の認定講座を受講・資格試験を受けることで取得が可能です。中には、認定講座を修了することでそのまま資格を取得できるものもありますので、ご自身の希望に合った資格を取得するようにしましょう。
心理カウンセラー講座・スクール比較まとめ
心理カウンセラーの資格は数多く存在し、大学に行かなくても取得できる資格もあります。心理カウンセラーの資格取得を目指す場合には、どのようなことをしていきたいか、活躍していきたいかをイメージすることがスタートではないでしょうか。そのうえで、必要資格が何なのかを把握し、資格取得方法をチェックしてみるとよいでしょう。
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