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医療事務の資格試験の合格率は?自分にあった医療事務の資格を取ろう!

医療事務の資格を取りたいと考えている方の中には、医療事務資格の種類が多すぎて、どれを目指せばよいかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

医療事務の資格の種類は数多く、難易度もさまざまです。

本記事では、おすすめの医療事務資格や合格率、効率的な勉強法などをご紹介しています。ぜひ、自分に合った資格選びの参考にしてください。

更新日:2025-12-10(公開日:2019-02-08)

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この記事を監修したのは

内芝 修子 氏

医療事務講師:内芝修子

医療事務の資格の合格率や難易度は?

医療事務_exam

医療事務の合格率はおおむね60~80%程度

医療事務は医師や看護師のような国家資格ではなく、多くの民間資格があります。

医療事務の資格は多くの場合、合格率が60~80%ほどです。
資格ごとに難易度が異なるため、試験対策を始める前に、内容や難易度をしっかり調べておくことが大切です。

また、医療事務の試験には「医科」と「歯科」の種別があり、「医科」は幅広い診療科を対象とし、「歯科」は歯科に特化しています。

「歯科」は専門分野が限定されるため就職先は歯科クリニックに限られますが、その分学びやすく、難易度もやや低めといわれています。

関連記事 【おすすめ10選】医療事務の資格を取るならどれがいい?取得する難易度別でまとめました

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偏差値・難易度別!医療事務の資格試験一覧

医療事務の資格試験を難易度別に分類しました。
※「偏差値:資格名」

<難易度:普通>

  • 56 :医療秘書技能検定 1級
  • 51:診療情報管理士

<難易度:易しい>

  • 48:医療秘書技能検定 準1級
  • 47:医事コンピュータ技能検定 準1級
  • 47:診療報酬請求事務能力認定試験 医科
  • 46:診療報酬請求事務能力認定試験 歯科
  • 45:メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
  • 44:医療事務管理士 医科
  • 43:医療事務管理士 歯科
  • 42:ドクターズクラーク(医療事務作業補助技能審査試験)
  • 42:調剤事務管理士

<難易度:非常に易しい>

  • 36:医事コンピュータ技能検定 2級
  • 36:医療秘書技能検定 2級
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代表的な医療事務資格の試験内容・難易度・合格率

医療事務技能審査試験=メディカルクラーク®(日本医療教育財団)の合格率

医療事務技能審査試験は、1974年から実施されている、医療事務資格の中でも最大規模の試験です。
合格すると「メディカルクラーク®」の称号が与えられます。

試験では、窓口・受付での対応や、レセプト(診療報酬請求)作成、診療料の項目ごとの計算などについて問われます。

試験は土日を中心にほぼ毎週実施されており、インターネットによる在宅試験が可能。
忙しい方にも挑戦しやすい資格です。

合格率はおおむね60~80%程度です。

医療事務管理士技能認定試験(技能認定振興協会)の合格率

医療事務管理士技能認定試験は1969年に創設され、日本初の医療事務資格といわれています。

試験では、医療機関での受付・会計・診療報酬請求(レセプト)の作成や点検に関する知識・技能が問われます。

受験はインターネット試験とペーパー試験の2種類があり、どちらも在宅で受験可能です。
特にインターネット試験は、いつでも好きなタイミングで受験できるため、働きながらの資格取得にも向いています。

合格率はおおむね50%程度で、医療事務資格の中ではやや難易度が高めといえます。

医療事務認定実務者(全国医療福祉教育協会)の合格率

医療事務認定実務者は、2016年に創設された比較的新しい医療事務資格です。

試験では、医療事務の基礎知識や診療報酬明細書(レセプト)の作成などを出題。
点数改訂に左右されにくい普遍的な知識・技能が問われます。

試験はマークシート方式で、在宅受験が可能。
合格率はおおむね60%~80%で、医療事務資格の中では比較的取得しやすい資格です。

「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格率

診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務資格の中でも最難関とされる試験です。

学科試験では医療保険制度や診療報酬の基礎知識、医療用語や医療関係法規などが問われ、実技試験では診療報酬請求事務の技能を評価されます。

合格率はおおむね30%程度。
医療事務資格の中では非常に難易度が高いのが特徴です。

職場によっては資格手当の対象となることもあります。

※この試験は2025年12月の実施をもって終了予定です。

>> 医療事務の資格について詳しく知るにはこちら

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医療事務の資格試験の受験資格は?

誰でも受けられるものもあれば、講座修了が必要な資格も

医療事務は比較的取得しやすい資格と言われ、独学で目指す方も少なくありません。

ただし、主催団体ごとに受験資格や試験の難易度は異なります。

  • 指定された講座を受講しないと受験できない資格
  • 特に制限なく受験できる資格

など、条件はさまざまです。

合格には一定以上の知識が必要
年齢や学歴に制限のない試験もありますが、合格するには一定以上の専門知識が求められます。

独学で資格を目指す方もいますが、通信講座や通学講座で体系的に学んでから受験する方も多くいます。

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医療事務で人気なのはどの資格?

医療事務で人気の資格としては下記のような資格があげられます。

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)

医療事務技能審査試験は、1974年から実施されており、これまで50年以上で総受験者は約171万人、合格者は99万人を超えています。
医療事務資格の中でも最大規模の試験といえるでしょう。

試験では窓口や受付での対応、レセプト(診療報酬請求)の作成、診療報酬の項目ごとの計算などが出題されます。

自宅で受験可能

試験はインターネットを利用したIBT方式。
在宅での受験が可能で、土日を中心にほぼ毎週試験が実施されています。

合格率はおおむね60~80%程度で、合格者には「メディカルクラーク®」の称号が与えられます。

医療事務管理士®技能認定試験

医療事務管理士®は、すでに50年以上の実績があり広く知られている医療事務資格です。

基礎知識が身についているかの証明

医療事務管理士®は、レセプト業務や医療用語など、医療事務に必要な基礎知識を身につけていることを証明する資格です。

試験では、医学の基礎や医療用語、医療保険制度、診療点数の計算方法など、実務に必要な知識が問われます。

自宅で受験可能
試験はインターネット試験(IBT方式)かペーパー試験(マークシート方式)を選ぶことができ、いずれも自宅で受験することが可能です。

合格率は約50%。実技ではレセプト点検・作成などが出題されるので、しっかり対策を行う必要があります。

診療情報管理士

診療報酬請求事務能力認定試験は、合格率30%程度と医療事務のなかでも最難関の資格です。

職場によっては資格手当の対象になることがあり、初心者の方のほか、すでに医療事務のお仕事をされている方にも人気があります。

※この試験は2025年12月をもって終了予定です。

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採用や給与待遇につながる資格一覧

採用や給与待遇につながりやすい医療事務の資格を紹介します。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)
  • 医療事務管理士技能認定試験
  • 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士)
  • 医療事務検定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務資格のなかで知名度の高いものや、難易度が高いものが採用や給与待遇につながりやすくなっています。

※診療報酬請求事務能力認定試験は2025年12月試験をもって終了予定です。

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キャリアアップに有利な資格一覧

医療事務とあわせて取得することで、仕事の幅を広げたりキャリアアップにつなげやすい関連資格をご紹介します。

医療秘書技能検定試験

医療秘書としての専⾨知識と技能を認定する試験です。

マナー・接遇、受付業務など医療秘書の実務や、医学的基礎知識、レセプト作成や診療報酬点数表など医療事務の知識について出題されます。

試験には3級・2級・準1級・1級があり、レベルに応じて受験できます。
試験範囲に医療事務の内容が含まれているため、医療事務の資格取得と合わせて学習しやすいといえるでしょう。

医療事務資格とあわせて取得すると、受付・事務業務だけでなく、医療機関内での総合的な業務能力をアピールできます。

診療情報管理士

診療情報管理士は、病院のカルテや医療データを整理・管理する専門職です。

診療報酬請求や医療統計の知識も必要で、医療事務資格とあわせることで、医療現場での事務能力だけでなく情報管理能力も評価されます。

病院やクリニックでのキャリア形成に有利で、より専門性の高いポジションを目指す方に適しています。

調剤報酬請求事務技能検定試験

調剤報酬請求事務技能検定試験は、調剤報酬請求事務等の知識と技能のレベルを審査する資格です。
調剤報酬明細書の作成や点検などについて出題されます。

医療事務資格と組み合わせることで、病院・薬局双方で活かせるスキルが身につき、キャリアアップや転職時の強みになります。

医療事務と調剤事務のセット講座もあります。

<span class="c-badge">講座詳細</span> <a href="https://www.brush-up.jp/crs_detail/crs35755">医療事務通信+調剤薬局事務通信講座</a>

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医療事務の資格を取るにはどんな勉強法が良い?

医療事務の資格を取得するには、市販のテキストを使って独学する、通学講座に申し込んでスクールに通う、通信講座を活用するなどの方法があります。

それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。

独学のメリット・デメリット

独学で医療事務を目指す場合、市販のテキストや問題集を購入して勉強することになるでしょう。

とくに、すでに医療事務の実務経験があり、レセプト作成や窓口対応の流れを理解している方にとっては、費用と時間を節約できる方法といえます。

ただし、医療保険制度や診療報酬明細書など、初心者にはなじみのない専門用語も多いため、ゼロから学ぶ方にはハードルが高い場合があります。

通学講座や通信講座を活用する方が効率的に学習がスムーズに進むケースもあるでしょう。

通学講座のメリット・デメリット

講師に直接学べる

通学講座では、レセプト作成などの専門的な技術を講師から直接学べます。
不明点もその場で質問でき、初心者の方にも安心です。

医療事務の講座には土日コース、夜間コース、短期コースなどさまざまなクラスがあり、仕事で忙しい方も自分に合ったコースを選ぶことができます。

就職サポート

医療事務講座の受講生を対象に、就職ガイダンスや求人の紹介など、就職サポートを実施しているスクールも多くあります。

就職サポートの有無や内容はスクールにより異なるので、資料請求などで詳細を確認するのがおすすめです。

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受講費用がかかる

医療事務の通学講座の受講料はおよそ6万円台。
サポートが充実している分、受講料は通信講座よりやや高いといえます。

また、通学に時間が取られる点もデメリットといえるでしょう。

通信講座のメリット・デメリット

自分のペースで効率的に学べる
通信講座のメリットは、自分の好きな時間に学習できることです。
カリキュラムが用意されているので効率的に勉強を進めることができ、仕事や育児・家事で忙しい方にも取り組みやすい方法といえるでしょう。

通信講座の受講料の目安は3~4万円台で、通学講座より安く受講できることが多いです。

就職サポート

受講生を対象に、就職ガイダンスや求人の紹介など、就職サポートを実施している講座もあります。

就職サポートの有無や内容は講座により異なるので、受講前に資料請求などで確認しておきましょう。

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自己管理が求められる

通信講座は時間の自由度が高い反面、自分で学習を進める自己管理能力が求められます。

「忙しくて、つい学習を後回しにしがち」という方は合格までに時間がかかってしまうかもしれません。

<span class="c-badge">関連記事</span> <a href="https://www.brush-up.jp/theme/medical/medical-clerk/sub/learning">医療事務の資格は独学でも取れる!おすすめの勉強方法・手順まとめ</a>

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まとめ

医療事務の資格は種類が多く、それぞれ難易度や試験形式も異なります。

合格率や試験内容を知ることで、自分に合った資格を選びやすくなります。

将来のキャリアや働き方をイメージしながら、目指したい資格を見つけてみましょう。

通信講座や独学など、自分に合った学習方法でステップアップを目指すことが大切です。

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監修者プロフィール

この記事を監修したのは

内芝 修子 氏

医療事務講師:内芝修子

東京三洋電気株式会社エレクトロニクス事業部マイコン応用センター退社後、レセプト専用コンピュータ(医科・調剤)販売会社入社。インストラクターに転身。
その後、一時中断をはさみ、2009年から医療事務講師を務める。・・・ [続きを読む]

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