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医療事務の資格試験の合格率は?自分にあった医療事務の資格を取ろう!

医療事務の資格を取りたい!と思った人が迷ってしまうのは、医療事務に関わる資格の数が非常に多いことです。調剤事務や介護事務などの関連資格もあわせると、医療事務の資格は50以上あると言われています。医療事務は、医師や看護師のような国家資格ではないため、多くの民間団体が資格を作っています。そこで、いったいどの資格を取得したら良いのだろう?と迷ってしまいますね。この記事では、おすすめの医療事務資格と合格率やその勉強法などを取り上げているので、ぜひ参考にしてください。

公開:2019-02-08 09:45 (最終更新:2019-06-21 15:04)

医療事務の資格試験の内容は?

医療事務_exam

医療事務の資格は数多くあるので、そのなかでも、比較的難易度が低くベーシックな「医療事務技能審査試験」(日本医療教育財団)を取り上げてみましょう。この資格試験は、昭和49年から実施されており総受験者が約152万人、合格者が85万人を超えています。そのため医療事務資格のなかでは最大規模の資格なので、迷っている場合は、この資格をとることをおすすめします。

医療事務技能審査試験に合格すると「メディカルクラーク®」という称号が与えられます。これは、医療事務職としての基本的な知識や技能を持っていることの証です。医療事務で重要なのは、窓口や受付対応で患者へ適切な対応ができること、そしてレセプト(診療報酬請求)業務をミスなく行えることです。資格試験では、このスキルに焦点をあてた受験科目が用意されています。

二つの実技試験がありますが、実技Ⅰ(50分)は「患者接遇」で病院やクリニックで実際に患者に接するときの対応についてのスキルをチェックするものです。実技とはいっても、実際の試験は「筆記・記述式」で、電話対応や受付・会計窓口で患者からの質問にどう対応するかなど、医療事務の現場で直面しそうな状況が2問出題され、この状況に対応する際の言い回しを記述します。

また、実技Ⅱ(70分)は「診療報酬請求事務」でレセプト業務に関するスキルが一定以上のレベルであるかどうかを見られます。医療事務の現場で行うように、カルテと作成された診療報酬明細書をつきあわせて点検していくという方式で行われます。カルテに書かれている医学用語(英語で書かれていることが多い)を読み解けるか、2年ごとに改訂される診療報酬点数などの知識を備えているかがチェックされます。レセプト業務はミスがあると、病院経営に直接影響するため非常に重要です。

学科試験(60分)は、基本的な医療事務知識があるかどうかを確かめるためのもので、択一式25問で行われます。学科試験の範囲は、医療保険制度、高齢者医療制度、公費負担医療制度、介護保険制度、医療法規一般、医事業務、診療報酬請求業務、医学一般、薬学一般、診療録から出題されます。幅広い分野から出題されるとはいえ、テキストから出題されるので、よく学んでいればそれほど難しくないのが学科試験の特徴です。

すべて合計すると3時間にも及ぶ試験ですが、テンポよくこなしていけば、あっという間に終わるはずです。「医療事務技能審査試験」は年12回(毎月)行われます。いつでも資格取得のチャンスがあるので、医療事務現場で働きながら資格を取得することも、通信教育などで集中的に学んだあとに資格にチャレンジすることも可能です。

>> 医療事務の資格について詳しく知るにはこちら

医療事務の合格率どのくらい?どれが一番難しいの?

医療事務の資格でも、それぞれ難易度は異なります。前項で取り上げた「医療事務技能審査試験」(日本医療教育財団)のように、医療事務の基本的な知識や技能を試す資格試験の合格率は50%~60%です。それほど難易度が高いわけではありません。通信講座のテキストをしっかり学び、過去問対策を行う時間があれば、医療事務の資格取得は難しくありません。

メディカルクラーク®に似た医療事務のベーシックな資格として「医療事務管理士技能認定試験」(技能認定振興協会)があります。やはり合格率は40%~50%でそれほど難易度は高くありません。また、比較的新しい資格である「医療事務認定実務者」(全国医療福祉教育協会)は2016年に作られた資格で、レセプト(診療報酬明細書)業務などの勉強は不要で、患者接遇などに焦点が置かれている試験なので合格率は60%~80%とかなり高めです。

また、医療事務資格のなかでも人気があるのは、単なる事務職よりも扱える範囲が広くなっている「医師事務作業補助技能認定試験」(日本医療教育財団)です。この資格は医師の負担軽減のために、医療文書などの作成を代行できる専門資格で、合格者は「ドクターズクラーク®」と呼ばれるようになります。一般的な医療事務職より、さらに広い範囲の仕事を扱えるアピールに取得する人も増えています。難易度は約60%で、メディカルクラーク®と同レベルです。

とはいえ、これらの医療事務資格は比較的難易度が低いだけに、この資格だけを持っていても就職に際立って有利になるわけではありません。そこで、医療事務資格のなかでも、難易度の高い資格にチャレンジしていくと、際だったスキルや知識を持っていることの証となります。

難易度の高い医療事務関連資格として「診療報酬請求事務能力認定試験」を挙げることができます。これはレセプト業務に特化した資格試験で合格率は約30%です(回によっては20%台になることもある)。試験日程も、年に2回しか開催されないため、医療事務資格のなかでは極めて難易度が高いと言えます。通信教育も9ヶ月ほどの期間が必要で、しっかり勉強しなければ資格取得は難しいでしょう。このような資格を取得していれば、はじめから時給や月給の資格手当の上乗せなどを期待できるかもしれません。

医療事務講座・スクール比較

医療事務で人気なのはどの資格?

ここまで、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)を例にしてベーシックな医療事務資格の試験内容や合格率を取り上げてきました。ここからは、他にも人気のある医療事務資格をいくつかご紹介いたします。

診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は、レセプト作成に関してプロフェッショナルであることを証明する資格です。医療事務の非常に重要な仕事のひとつは「レセプト(診療報酬請求)作成」です。これは、医師の作成したカルテを見ながら、診療技術や薬の点数を計算し請求書を作成する仕事です。

レセプト作成は、医療事務の仕事のなかでも特に専門的な知識が求められます。この資格の合格率は約30%で医療事務資格のなかでも最難関として知られています。その分、この資格を取得できると「資格給」なども期待することができます。正社員として医療事務職をずっと続けていきたいと思う人にとって必須の資格と言われています。

医療事務管理士®技能認定試験
医療事務管理士®は、すでに40年以上の実績があり広く知られている医療事務資格です。この資格は、主にレセプト業務や医療用語の基礎知識が身についていることの証明となります。試験のなかでは、医学一般、および医療用語の基礎知識、医療保険制度、診療点数などの計算方法などの知識を有しているかどうかがチェックされます。この資格は、患者接遇やマナーなど現場で自然に身についてくる知識は特に扱われていないのが特徴です。難関の診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする前に取得するのも良いかもしれません。

この資格試験は「IBT」と呼ばれるインターネット方式で行われますので、好きな時に自宅で受験することも可能です。合格率は約50%です。とはいえ、レセプト作成の実技なども試験科目に含まれているため、しっかり対策を行う必要があります。

医師事務作業補助技能認定試験
医師事務作業補助技能認定試験は、医師の事務作業の負担軽減のために設けられた資格です。この資格では、診断書や処方箋、入退院の事務手続き、カルテの入力の代行などを行えるスキルを身につけることが重視されます。この資格に合格すると「ドクターズクラーク®」と呼ばれるようになります。合格率は60%~70%です。

医師事務作業補助技能認定試験は、メディカルクラーク®などのベーシックな資格にプラスアルファして取得しておくと注目されるでしょう。医療事務医療現場では深刻な人手不足が生じています。特に医師の負担は大きなものなので、今後も注目されていく資格と言えるでしょう。

診療情報管理士
診療情報管理士は、資格取得すると医事課のなかでもリーダー的な役割を担うことができるようになります。電子カルテの扱いやコーディング(分類)など、医事コンピュータデータベースのプロフェッショナルです。通信教育の場合は2年制の課程で学ぶ必要があります。また、試験は年1回しかありませんので、気合いを入れて試験対策をする必要があるでしょう。医療事務職を極めて、大きな病院での管理職を目指していくなら、ぜひ取得していたい資格ですね。

医療事務講座・スクール比較

医療事務の資格を取るにはどんな勉強法が良い?

医療事務の資格を取得するためには、市販のテキストを使って独学するか、各種スクール(通学・通信)を活用するか、どちらかの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。

独学の場合は、書店でテキストや過去問を買って勉強することになります。ある程度、医療事務の実務に携わっており、レセプト(診療報酬明細書)作成の経験があったり、現場での接遇のイメージがある人にとっては費用や時間を節約できる方法です。しかし、医療事務実務の経験がなく、ゼロから医療事務の資格をとってみようと考えている方であれば、民間の資格スクールの通学の講座や通信講座を活用したほうがよいでしょう。

通学講座のメリットは、レセプト作成などの専門的な技術を実際に教わりながら学べることです。不安な点は講師に質問しながら、解決していくことができます。まったくの未経験であれば、親切な手引きがあると助かりますね。また、スクールで知りあう仲間や講師の紹介で希望の会社へ就職できたり、情報を得ることができるメリットもあるでしょう。通学講座のなかには、週1日~2日の数ヶ月で学ぶことができるコースがあります。働きながら週末にスクールに通うことも可能です。費用は5万~10万以内が相場です。通学講座は、通信講座に比べると少し割高で、時間拘束されるのがデメリットといえるでしょう。

通信講座のメリットは、通学講座に比べて費用が2割ほど安く抑えられるため、安いコースなら5万以下を選ぶことも可能なことです。また、自分の好きな時間に勉強できるため、時間拘束されないので、フルタイムで働きながらでも資格取得に向けて勉強することもできますね。もちろん、自分でスケジュールを立てて勉強していかねばならないので、自己管理は求められます。しかし、本当に医療事務の資格をとりたいと思っているのであれば、通信講座もフル活用することができるはずです。デメリットは、通学講座に比べると比較的期間が長くかかるコースが多いことです。短期集中型で学びたいなら、通学講座がおすすめかもしれません。また、実際の就職サポートが、どれほどしっかりしているかも確認しておくとよいでしょう。

どの学び方をするにしても、自分がとりたい医療事務の資格をはっきりさせたあとに、各種スクールを検討するようにしましょう。

医療事務講座・スクール比較

まとめ

医療事務は比較的難易度が低く、学んだことがすぐに実践できるため人気の資格です。しかし、似たような資格が多いため、どの資格を選んだらよいか迷うこともあるでしょう。この記事を参考に、まずはベーシックな医療事務資格を身につけましょう。医療事務の勉強方法も通信講座、独学など選択肢があります。自分に合った勉強法で資格取得を目指してみましょう。医療・介護施設での事務職需要が非常に大きくなるこれからの時代です。医療事務資格を取得し、医療の制度や知識を身につけ、就転職に活かしてみてはいかがでしょうか。

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