独学で日本語教師を目指すことはできるのか?
日本語教師は独学でも目指すことが可能なのでしょうか?
結論をいうと、独学でも日本語教師になることができます。
独学で日本語教師になる方法を以下より紹介していきましょう。
「日本語教育能力検定試験」の合格で日本語教師になれる
独学で日本語教師になるには、「日本語教育能力検定試験」に合格し、資格を取得するというルートがあります。
日本国内で日本語教師になるためには、次の3つの条件のいずれか1つを満たす必要があります。
- 大学の学部または大学院で日本語教育主専攻または副専攻を修了していること
- 日本語教育能力検定試験に合格していること
- 学士以上の学位を持ち、なおかつ文化庁が指針とする420時間以上の日本語教師養成講座を修了していること
大学やスクールに通わずに資格を取得する方法が、(2)の日本語教育能力検定試験の合格となるわけです。
日本語教育能力検定試験とはどのような試験なのか?
日本語教育能力検定試験は、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)が主催する、日本語教育に必要な知識・能力を検定する試験です。
文化庁が「日本語教育人材の在り方について(報告)改訂版(平成31年)」で示す内容に基づいた範囲の内容が出題され、実践的な日本語教育ができる教員の養成を目的としています。
試験は年一回、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・九州エリアにて実施されています。
受験資格はなく、誰でも受験できるのが大きな特徴といえるでしょう。
出典 文化庁/文化審議会国語分科会(第70回)議事次第(資料3-2「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告案)改定版」)
関連記事 日本語教師資格が取得できる日本語教育能力検定試験とは?難易度や合格率、勉強方法について解説!
試験に合格するための勉強期間
日本語教育能力検定試験に合格するための平均的な勉強期間は、短い方で3ヶ月、ある程度しっかり取り組んだ方で6ヶ月~1年程度といわれています。
試験の合格率は低い傾向
誰でも受験できるという敷居の低さに対し、合格率は20~30数%程度と低い水準で推移しています。
広い出題範囲に対して網羅的な試験対策が必要であり、誰でも合格できる試験ではないといえるでしょう。
さらに独学で合格を目指すためには、勉強時間の確保やモチベーション維持が不可欠です。自己管理能力も問われてくるでしょう。
独学にはメリットとデメリットがつきものです。具体的にどのようなものがあるでしょうか。
次から詳しく見ていきましょう。
独学で「日本語教育能力検定試験」の合格を目指すメリットとデメリット
独学のメリット
費用が節約できる
日本語教師資格を独学で取得するメリットは、何といっても日本語教師になるまでの費用を最大限節約できることです。
大学やスクールの日本語教師養成講座を受講する場合、420時間の一般的なカリキュラムであっても、40~50万円程度の受講料が必要です。
※給付金制度や割引制度で負担額が軽減される場合があります。
また、学校が自宅の近隣にない場合、通学にも時間がかかり交通費の負担も発生するでしょう。
一方、独学であれば、必要な費用は自分で選んだテキストや問題集などの教材費だけで済み、通学時間も交通費も必要ありません。
自分のペースで勉強できる
通学講座を受講すると、あらかじめ決められた受講時間に合わせてスケジュールを組むという生活を、標準的な学習期間である半年から1年程度の間続ける必要があります。
独学は自分の都合に合わせた学習スケジュールが組めるので、いつでも自由に勉強できることがメリットでしょう。
移動時間や休憩時間などのスキマ時間を活かした学習も可能です。
大きな達成感が得られる
独学は、自分で一から準備をして学習計画を立て、確実に実行するという強い意志が必要です。
しかし、頑張り次第では勉強を始めたその年内において、「日本語教育能力検定試験」に一発合格することも可能です。
自分自身の手でテキストを選び、学習計画を立て、モチベーション維持に努めて勝ち取る合格からは、大きな達成感を得ることができるでしょう。
独学のデメリット
独学のデメリットは、すべてを自分でおこなう必要があること、そして授業の実践力がつきにくい点が挙げられるでしょう。
教材準備や学習計画をすべて自分で進める必要がある
独学の場合、教材準備や学習計画をすべて自分で進める必要があります。
大学やスクールの講座と違いカリキュラムがないため、情報を集めて自分に合った教材を選び、学習計画を作り、モチベーションを維持しながら学習することになります。
学習の適切な順序を教えてくれたり、近年の出題傾向に合わせた課題を出してくれたりする人がいないため、自分でそれらを模索する必要もあります。
質問できる相手がいない
学習のなかでわからないことがあったとしても、それを質問する相手がいないために自分で調べて解決しなければなりません。
- 調べものに時間がかかり、試験対策が遠回りになる
- 正しい解答や認識を得られる確証がない
以上のようなリスクがあるのが独学のデメリットの1つといえます。
また、一緒にがんばる仲間が近くにいないため、モチベーションコントロールが難しいというのもデメリットに挙げられるでしょう。
SNS上で独学で日本語教師を目指す人達のコミュニティを形成するなどの工夫があるとよいかもしれません。
授業の実践力がつきにくい
日本語教師養成講座を受講すると、講座で知識を習得するだけでなく、模擬授業をおこなう機会もあります。
この模擬授業において、実際に仕事を始めたときに活かせる実践的なスキルを数多く学ぶことができるのです。
しかし、独学ではその模擬授業の機会を得られないため、実践力がつきにくい傾向にあります。
また、採用試験の際に模擬授業や実習といった実践経験をもとにした回答がしづらい点も考慮しておきましょう。
以上のように独学の場合、メリット・デメリットがそれぞれあります。
自分に合った勉強方法を選ぶことが大切になります。
独学で勉強する方法とポイント
試験の概要・全体像を最初に把握する
ここからは、独学で勉強する方法とポイントを見ていきましょう。
まずは、「日本語教育能力検定試験」がどのようなものかを把握したうえで勉強に取り組みましょう。
試験の概要・全体像は、過去問や「日本語教育能力検定試験」のホームページなどから確認することができます。
最初に全体像を把握しておけば、合格に必要な学習内容を押さえられるため、試験内容を何も知らない状態と比較して効率的な勉強ができるでしょう。
合格ラインを知っておくのがポイント
試験対策を進めるポイントとして、合格ラインを知っておくことが挙げられます。
日本語教育能力検定試験は、相対評価(※)が用いられており、年度により合格になる基準点が異なりますが、7割以上の正答が合格ラインといわれています。
合格ラインを知っておくと、出題範囲に対して必要な点数の目安がわかりますので、勉強量の調整や目標が立てやすいというメリットがあります。
学習を始める前に、以下のポイントを調べておくことが推奨されるでしょう。
- どの分野が出題されるのか
- 制限時間はどれくらいあるのか
- 試験形式(マーク式・記述式) など
※相対評価:自分と他者との比較による評価。試験の場合、点数による評価ではなく上位者の割合により合否が判断される。
試験日から逆算して学習計画を立てる
独学で日本語教師の試験に合格するためには、試験日から逆算して学習計画を立てる必要があります。
なぜなら、出題傾向に合わせた学習計画を立てることによって、試験までの時間経過ごとに必要な勉強内容や学力を把握することができるからです。
さらに計画があることで、勉強の進捗も把握できるため、軌道修正も可能になるでしょう。
ただし、最初から完璧な学習計画を立てるのは難しいため、日次・週次で振り返りながら最適な計画に修正していきましょう。
具体的な計画を立てるのがポイント
学習計画を立てる際は、曖昧な計画にならないように注意しましょう。
効率的に勉強を進めるためには、大まかなスケジュールに沿って決めた学習内容を、毎日の学習内容へ落とし込みます。
「何を」・「どの参考書で」・「何ページまで」勉強するのかを具体的に決めることがポイントです。
学習期間とスケジュールの目安
文化庁指針の日本語教師養成講座カリキュラムは420時間以上と定められています。
講座受講時間に準じた独学の場合、1日の勉強時間を2時間と仮定すると、「420÷2=210日=約7ヶ月」となり、学習期間は半年間程度確保が必要となるでしょう。
1日の勉強時間や習得度などにより異なりますが、学習期間の目安は6ヶ月間~1年間程度です。
試験日までの6ヶ月を学習期間とした場合のスケジュール目安は、下記のとおりです(例年試験は10月に実施)。
学習計画を立てる際の参考にしてみてください。
- 5月:参考書を読み、基礎・基本を理解する。
- 6月:練習問題に取り組み、基礎を固めていく。
- 7月:過去問題集を解く。間違えた問題を解説や参考書で確認し、弱点を強化する。
- 8月:過去問題集を解き、出題傾向をつかむ。
- 9月:過去問題集を繰り返し解く。苦手分野の対策を重点的におこなう。
- 10月:総復習をおこない、試験本番に臨む。
関連記事 日本語教師の資格を取得するまで!動画でわかりやすく紹介!
まずは基礎・基本を理解する
過去問など問題演習に取り組む前に、参考書で基礎・基本を理解しましょう。
いきなり過去問に取り組むと、問題を正しく理解できない可能性があります。
理解をしないまま試験問題の解説を読んでも、解説の意図がわからず丸暗記になってしまうため、類似問題に対応できる応用力を身につけることが難しくなってしまうでしょう。
また、参考書での学習を飛ばして過去問から解き始めても、理解するのに時間がかかり、解答を見てもあまり納得ができず、勉強効率が悪くなってしまうことも考えられます。
知識を定着させることがポイント
基礎知識を身につけてから問題に取り組むと、問題を通して参考書でインプットした知識をアウトプットすることができ、より記憶に定着しやすくなるというメリットがあります。
まずは参考書で基礎知識を学び、試験の全体像を把握してから問題演習に取り組みましょう。
過去問を解く
基礎知識を習得したあとは、過去問にチャレンジしていきましょう。
過去問を繰り返し解いていくと、試験の出題傾向や難易度などについて把握することができます。
また、過去問を解くことで、自分の得意・不得意分野が明確になるでしょう。
苦手分野を試験本番までに克服できるように重点的な対策をおこなっていくことができれば、より合格に近づけるかもしれません。
日本語教師を目指す方におすすめの書籍(本)8選!
ここからは、日本語教師を目指す方におすすめの書籍(本)を紹介していきます。
- 日本語教育の基礎をわかりやすく学べる
- 日本語教育能力検定試験対策ができる
以上の書籍8つをBrushUP学びがピックアップしました。独学を検討している方はぜひ参考にしてください!
(1)『日本語で外国人と話す技術』
[著者:高嶋 幸太著・出版社:くろしお出版]
著者は、立教大学兼任講師や早稲田大学非常勤インストラクターを歴任。専門は「教師教育」「第二言語習得」「海外日本語教育」です。
この書籍は、日本語を少し理解し、会話をすることができる外国籍の方と接する際に役立つ情報が書かれており、普段外国籍の方に対して日本語を教えている教師の目線で解説されています。
2つのポイントが学べる
外国籍の方に日本語を教える際に重要となる2つのポイントである、「どのような日本語を選択すればよいのか」と「楽しく日本語でコミュニケーションを取る際のポイント」を学ぶことができます。
さらに、わかりやすさを重視し、各項目は基本4ページ単位で構成されています。
日本語教育にあまり詳しくないという方の場合でも、やさしく読み進められる記述となっています。
(2)『日本語授業の進め方 生中継(日本語教師ハンドブック)』
[著者:金子 史朗・出版社:アルク]
日本語の授業の始め方から終わりまでを詳しく紹介している書籍であり、まさにこれから日本語教師を目指される方に適した内容となっています。
必要に応じて写真を使用していることに加え、一部の授業に関する知識は動画を利用しているのでわかりやすいでしょう。
初級レベルの23項目
「やりもらい」「自動詞・他動詞」などの、初級レベルといえる23項目が扱われています。
経験豊富な教師が、伝統的な授業の仕方に最新の手法をうまく組み合わせた、レベルの高い授業方法に関する知識を得ることができるでしょう。
期待できること
日本語教師に必要な内容がしっかりと詳しく説明されており、以下のことが期待できます。
・スピード感のある日本語の授業がどのようなものなのかが理解できる
・日本語教師にふさわしい話し方がわかる
・導入から活動までの授業の一連の流れがつかめる
・それぞれの授業での効果的な導入方法、すべきこと・すべきではないことを理解できる
・フラッシュカードや絵教材の見せ方がわかる
・すっきりと理解しやすい板書のしかたを会得できる
・効果的なプリント類のまとめ方がわかる
・授業時に教師が取るべき動作を理解できる
・日本語を教えている学習者から信頼されるコツを知ることができる
参考 Amazon 日本語授業の進め方 生中継(日本語教師ハンドブック)
(3)『Konnichiwa, Nihongo! こんにちは、にほんご!』
[著者:てくてく日本語教師会・出版社:ジャパンタイムズ]
日本語の教師グループが作った、見せて使える非常に便利な143ページの語彙・フレーズ集です。
イラストが適宜利用されていますが、オールカラーなので理解しやすいでしょう。
英中韓訳付きとなっていることも特徴です。
基本的なあいさつはもちろん、緊急事態に必要な表現まで、131のフレーズを学べるので、外国籍の方に日本語を教える際に役に立つ多くの知識を得られるでしょう。
長きにわたり好評
発売年は2009年と少し前になりますが、今でも好評の書籍です。
この事実こそが、内容が素晴らしいことの証明になるのではないでしょうか。
参考 Amazon Konnichiwa, Nihongo! こんにちは、にほんご!
(4)『いちばんやさしい日本語教育入門』
[著者:今井 新悟・出版社:アスク]
タイトルからも伝わりますが、理解のしやすさに力を入れた書籍となっているため、日本語教師でありながら、教え方にあまり自信がないという方にもおすすめです。
日本語教育に関する基本をしっかりと学ぶことができるでしょう。
特徴
特徴は以下のとおりです。
・簡単な語彙や表現が選ばれているのでスラスラと読める
・専門用語にはルビが付いている
・日本語教育の現場で使える知識が優先されている
・章ごとに確認問題がある
・Webで無料公開されている動画やPDFなどの資料にQRコードでリンクしている
やさしく書かれているのでわかりやすいと評判の書籍です。
(5)『もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』
[著者:荒川 洋平・出版社:スリーエーネットワーク]
「教授法の実際」と「言語理論的な解説」との両面を掘り下げ、それらを反映させた書籍です。
突然外国籍の方に日本語を教えることになったという想定で進む内容のため、実際に日本語教師になった場合を具体的にイメージできるでしょう。
学べる内容
プロの教師ではないのに、日本語を教えることになってしまった主婦・会社員・日本人留学生の仮想体験を例としています。
日本語を外国語として教える方法について、複数の教え方や考え方を知ることができるでしょう。
また、日本語教育の基本的な事項である、語彙や音声などに加えて、コース・デザインや教室活動などについても網羅的に触れています。
日本語教師としてのステップアップの方法についての記載もあります。
この点も日本語教師を目指す方におすすめしたい理由です。
イメージしながら学びやすい
発売年は2004年ですが、この書籍から得られることは多いため、今もなお日本語教師を志す方たちから読まれ続けています。
どのようなやり方で教えるのかなどをイメージしながら読み進めていくことができるのが特徴といえるでしょう。
参考 Amazon もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら
(6)『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』
[著者:ヒューマンアカデミー・出版社:翔泳社]
資格取得の総合校で有名なヒューマンアカデミーが送る、1冊で日本語教育能力検定試験を網羅できる参考書です。
都度リニューアルを重ねている参考書のため、最新の出題傾向に合わせた内容となっているのがポイントです。
独学でも試験合格が目指せる
「音声分野」「記述」問題も強力にフォロー。音声試験対策用にCDがついてきます。
また、実力をチェックできる演習問題もついてくるため、効率的に学びたい方におすすめの書籍といえるでしょう。
参考 Amazon 日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版
(7)『令和3年度 日本語教育能力検定試験 試験問題』
[著者:公益財団法人日本国際教育支援協会・出版社:凡人社]
日本語教育能力検定試験主催の公益財団法人日本国際教育支援協会が出版する過去問題集です。
問題と解答のほか、その年度の試験実施状況(受験者数や平均点など)データが収録されているため、学習目標を立てる際の参考にもなる1冊です。
過去数年分の問題集を入手するのがおすすめ
こちらの試験問題集は、直近年度のほか、過去数年分の書籍について現在も販売されているものがあります。
試験内容を広く網羅するためにも、過去分の問題集にチャレンジすることが推奨されるでしょう。
参考 Amazon 令和3年度 日本語教育能力検定試験 試験問題
(8)『図表でスッキリわかる 日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400』
[著者:泉 均・出版社:晶文社]
検定試験対策指導歴30年以上の著者が試験に出る必須キーワード1452語を厳選。
基本となる重要なキーワードと、それに関連するキーワードをコンパクトにまとめて解説している書籍です。
豊富な図表で視覚から覚えやすい
図表を用いて要点が簡潔にまとめられており、知識を整理しながら学習できることが特徴です。
辞書代わりとして活用できる書籍のため、日本語教師になってからも役立つ1冊でしょう。
参考 Amazon 図表でスッキリわかる 日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400
自分に合った書籍を選ぶ!
日本語教育関連の書籍は上記で紹介したもの以外にも数多くあり、その特徴や内容はさまざまです。
自分に合った書籍選びが、日本語教師へのよい手引きとなるでしょう。
書籍を選ぶ際は、「説明がわかりやすいか、日本語教師になるイメージがわきやすいか」など、内容を確認・比較してみましょう。
まとめ
ここまで、日本語教師資格を独学で習得するための方法や注意点、おすすめの書籍を紹介しました。
独学で合格を目指すポイントを振り返ってみましょう。
資格試験の全体像を把握し、計画を立てる
まず、合格するためには「日本語教育能力検定試験」の全体像や出題傾向を把握する必要があります。
全体像を把握することで勉強の方向性や目標が決まるといえます。
また、この試験の出題範囲は広く、試験本番までに合格に必要な勉強量を達成するための学習計画が必要です。
計画内容を具体的に定量化することで、毎日の学習内容を明確にできるでしょう。
計画に沿った勉強をおこなうことが推奨されます。
受験対策に特化した講座受講も検討する
前述のとおり、独学にはメリット・デメリットがあります。
もし、自分で学習計画を立案し勉強するのが難しそうであれば、「日本語教育能力検定試験」受験対策の講座を受講するという手段もあります。
また大卒者は、文化庁受理の420時間以上の「日本語教師養成講座」を修了することで、確実に日本語教師の資格が得られます。
まずは、どのような講座があるのかを確認し、自分の状況に合わせて受講を検討してみるのはいかがでしょうか。
関連記事 「日本語教育能力検定試験」受験対策のおすすめの通信講座はこちら
日本語教師の基礎が身につけられる書籍を読む
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まずは、それぞれの本の特徴・内容を確認し、自分に合った書籍を選びましょう。
この記事が「日本語教師の仕事内容が気になる」方や「日本語教師の資格に興味があるけど、どのように勉強してよいかわからない」という方のお役に立つことができれば幸いです。
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監修者プロフィール
早稲田大学名誉教授。言語・生活研究所代表。
現在は、言語・生活研究所の代表を務めながらオンラインでの日本語教育において精力的に活動中。
【主な経歴】
城西国際大学大学院人文科学研究科特任教授(2018/4~2019/3)
早稲田大学大学院日本語教育研究科専任教員(2002/4~2014/3)
早稲田大学日本語研究教育センター専任教員(1988/4~2002/3)
【代表著書】
『もう教科書は怖くない! 日本語教師のための初級文法・文型完全「文脈化」・「個人化」
アイデアブック』(ココ出版)(2016/12)
『ライブ! 成長する教師のための日本語教育ガイドブック』(共著)(ひつじ書房)(2005/5)
ほか多数
【海外派遣歴】
ケルン日本文化会館日本語教師オンライン研修会招待講師(2020/6)
EPA候補生・教師研修(ベトナム・ハノイ)招待講師(2020/2)
ほか多数