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日本語教師の国家資格「登録日本語教員」とは?資格の取得方法や第1回の試験予定、経過措置を解説!

日本語教師の国家資格「登録日本語教員」とは?資格の取得方法や第1回の試験予定、経過措置を解説!

日本語教師にとって初めての国家資格である「登録日本語教員」。2024年(令和6年)4月から国家資格として新設されました。認定日本語教育機関で、日本語を教える教員として働くのに必要な資格です。登録日本語教員について、資格の取り方や要件、現役の日本語教師向けの経過措置などを解説します。

更新日:2025-08-15(公開日:2023-05-30)

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登録日本語教員とは?

日本語教師の国家資格である「登録日本語教員」。日本語が母語ではない学習者に日本語を教えるにあたって、必要な知識や力量を証明するための資格です。2024年(令和6年)4月から国家資格として創設されました。

未経験者が登録日本語教員を目指す場合、日本語教員試験の合格によって資格を取得できます。主な道のりは「養成機関ルート」と「試験ルート」です。

養成機関ルート 試験ルート
① 登録実践研修機関と登録日本語教員養成機関の登録を受けた機関で課程を修了する ② 登録日本語教員養成機関の登録を受けた機関で課程を修了する 独学で試験を目指す
基礎試験 免除 免除
応用試験
実践研修 養成課程で実施

登録日本語教員の新設にあわせて、「認定日本語教育機関」制度も始まりました。認定日本語教育機関とは、一定の条件を満たして文部科学大臣の認定を受けた日本語学校のことです。この認定日本語教育機関で働くには、登録日本語教員の資格が必須です。

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登録日本語教員を目指すには

養成機関ルート

登録日本語教員になるための養成機関には、登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関があります。

登録実践研修機関 登録日本語教員養成機関
・実習先で授業見学やクラス指導を行うなど実践研修を実施する。
・45単位時間以上(1単位時間は45分以上、大学の場合は1単位以上)
・日本語教師に必要な知識、技能、態度の育成を行う。
・375単位時間以上 (1単位時間は45分以上、大学の単位の場合は25単位以上。)

養成機関ルートには、①の教育実習も含まれたカリキュラムと、②の教育実習がないカリキュラムがあります。

登録実践研修機関と登録日本語教員養成機関は、文部科学省の「日本語教育機関認定法ポータル」で調べられます。

養成機関には、主に通学コースと通信制コースがあります。

  • 通学…最寄りの校舎などに通い、授業を受けるスタイル。
  • 通信制…eラーニングやオンライン授業で自宅にいながら勉強できるスタイル。実践研修のカリキュラムはスクーリング授業あり。

これらの養成機関でカリキュラムを修了したら、日本語教員試験の受験です。養成機関ルートでは基礎試験は免除になるため、応用試験のみの受験となります。

注意点として、②の場合は、別途実践研修の受講が必要です。①では養成機関の課程で修了しているため免除となります。①、②いずれも、どこかのタイミングで教育実習を行うことになります。

試験ルート

基礎試験と応用試験の2つを受験する必要があります。養成機関に通わない分、ご自身で試験対策を行いましょう。

主な勉強方法は、書籍や過去問、テキストでの独学です。ただし、日本語教員試験はまだ実施回数が少なく、関連書籍があまり発売されていません。

そこで、民間資格「日本語教育能力検定試験」が参考になります。。基本的に出題範囲は日本語教員試験と同じなので、日本語教育能力検定の参考テキストは登録日本語教員の勉強にも役立ちます。また、文部科学省でもサンプル問題を公表しているため、過去問と合わせてチェックしましょう。

一人での学習に不安な方は、養成機関で行っている対策講座がおすすめです。基礎試験の免除はありませんが、養成機関ルートよりも費用を抑えて学習できます。

尚、試験ルートでは実践研修が必須です。試験に合格するだけでなく、登録実践研修機関で教育実習のカリキュラムを履修しましょう。

経過措置「Cルート」

登録日本語教員には、経過措置対応が講じられています。現職者向けの対応ですが、「Cルート」と呼ばれる道のりは現職者に限らず利用可能です。

対象 4大卒以上 
内容 「必須の50項目に対応した課程」を修了した人は、基礎試験と実践研修が免除され、応用試験のみの受験となる。
期限 2033年3月31日まで

必須の50項目に対応した課程を開講している養成機関は、文部科学省の資料にて公表されています。

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登録日本語教員になるには

国家試験の「日本語教員試験」についてまとめました。

国家試験の受験資格

日本語教師を目指すすべての方が対象です。年齢、学歴、職歴、国籍、母語などの条件はないため、誰でも挑戦できます。

国家試験の内容

過去の日本語教員試験のスケジュールは次のとおりです。

  • 出願…夏頃からオンライン出願が始まる。
  • 試験日…11月
  • 結果通知…12月

試験では基礎試験と応用試験が行われます。

基礎試験 応用試験
試験時間 120分 読解:100分 聴解:50分
出題方法 選択式マークシート(1問1点)
100問
選択式マークシート(1問1点)
読解:60問 聴解:50問
出題内容 日本語教育に必要な基礎的な知識・技能を問う。
1、社会・文化・地域
2、言語と社会
3、言語と心理
4、言語と教育(教育実習を除く)
5、言語
基礎的な知識・技能を活用した問題解決能力を問う、領域を横断した出題。

聴解問題では、日本語学習者の発音や教員とのやりとりを聞いて、実際の指導に即した問題が出題される。
合格基準 出題内容の5区分でそれぞれ6割程度の得点かつ、総合得点8割程度 総合得点で6割程度

かかる費用

日本語教員試験の受験料は次のとおりです。

受験料 対象者
通常(基礎試験および応用試験受験):18,900円 試験ルート
基礎試験免除(免除資格の確認および応用試験受験):17,300円 養成機関ルート
基礎試験および応用試験の免除(免除資格の確認):5,900円 条件を満たした現職者

試験以外で必要な費用は、ルートによって異なります。それぞれ必要な費用は次の通りです。

養成機関ルート 試験ルート
●養成機関の学費…40万円~80万円程度
●別途実践研修を受ける場合…5万900円~20万円程度
●応用試験の受験費用…17,300円
●その他テキストや講座代
●登録手数料…4,400円
-------------------
合計 47万円~100万円程度
(+テキスト・講座代)
●基礎試験・応用試験の受験費用…18,900円
●実践研修…5万900円~20万円程度
●その他テキストや講座代
●登録手数料…4,400円


-------------------
合計 7万4千円~23万4千円程度
(+テキスト・講座代)

注:養成機関や実践研修の費用は学校によって異なるため、目安の金額です。

難易度

第1回の試験結果は次のとおりです。

基礎試験・応用試験受験 応用試験受験
(基礎試験免除)
全体(試験免除者も含む)
合格率(%) 9.3 61 62.6

参考:試験ルート(基礎試験・応用試験受験)での合格率は8.7パーセント

試験ルートや基礎試験・応用試験の2つを受験した場合、合格率が10パーセントを切っており、難易度の高さがうかがえます。

一方で、基礎試験免除や全体の合格率は60パーセントを超えています。ただし、現職者や経過措置で試験を免除された方も含まれた数値なので、未経験者が受験して6割の合格率を出せるとは限りません。

試験ルートも養成機関ルートも、試験に向けてしっかり勉強することが大切です。

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現役の日本語教師への影響と経過措置

すべての日本語教師に影響があるわけではない

認定日本語教育機関以外で働く場合、国家資格は必要ありません。そのため現在認定日本語教育機関以外で働いている方は、資格がないからといって急に働けなくなるわけではありません。

そのため、次のような働き方をしている方は、今まで通り働けます。

  • 認定日本語教育機関以外の日本語教育の場で働く日本語教師
  • 海外の日本語学校で教えている日本語教師
  • オンラインで日本語を教えている日本語教師

ただし、現在働いている日本語教育機関が今後認定日本語教育機関として認定される可能性があります。また、日本語教師としての知識やスキルを磨くために、新たに資格を目指すことも可能です。期間限定で経過措置が設けられているため、資格取得の際は活用しましょう。

筆記試験や実習免除などの経過措置あり

登録日本語教員は、現職者の方が利用できるように経過措置対応が講じられています。すでに現場で働いているため、教育実習(実践研修)は免除されます。

経過措置は複数のルートがあり、筆記試験の免除の数と受講する講習の数・種類が異なります。ご自身が該当するものはどれか確認しましょう。

現職者向けの経過措置対応(2029年3月31日まで)

D-1ルート

対象 「必須の50項目に対応した課程」以前の課程(指定の養成課程以外で5区分の教育内容)を修了
免除 基礎試験
実践研修
必要な試験・講義 講習Ⅱの受講
応用試験の受験

D-2ルート

対象 「必須の50項目に対応した課程」以前の課程(CルートやD-1に該当しないものの現行の要件に当てはまる課程)を修了
免除 基礎試験
実践研修
必要な試験・講義 講習Ⅰ・Ⅱの受講
応用試験の受験

E-1ルート

対象 「日本語教育能力検定試験」に合格
(1987年4月1日~2003年3月31日)
免除 基礎試験
実践研修
必要な試験・講義 講習Ⅰ・Ⅱの受講

E-2ルート

対象 「日本語教育能力検定試験」に合格
(2003年4月1日から2024年3月31日)
免除 基礎試験
実践研修
必要な試験・講義 講習Ⅱの受講

Fルート

対象 上記以外の現職者
免除 実践研修
必要な試験・講義 基礎試験・応用試験の受験

講習Ⅰ・Ⅱ

D-1、D-2、E-1、E-2のルートで受講する講習の内容は次の通りです。

講習対象範囲 時間 修了試験
講習Ⅰ 平成 12 年報告で新しく追加された内容が中心 90 分×5コマ程度
(各コマで10 問程度の単元確認を実施)
10問程度
講習Ⅱ 平成 31 年審議会報告で追加された内容と近年の情勢など変化が大きい内容が中心 90 分×10コマ程度
(各コマで10 問程度の単元確認を実施)
20問程度

受講料

講習Ⅰ・Ⅱ 26,400 円
講習Ⅱ 17,600 円
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国家資格「登録日本語教員」が目指せるおすすめスクール

2025年7月現在、文部科学省で公表されている登録日本語教員養成機関や「必須の教育内容50項目対応」機関の一部をご紹介します。

【登録日本語教員養成機関】…養成機関ルートを目指せる
アークアカデミー★
アルファ国際学院★
大手前大学★
岡山外語学院★
清風情報工科学院★
千駄ヶ谷日本語教育研究所高田馬場校★
ヒューマンアカデミー★
丸の内ビジネス専門学校★
リカレント
ルネサンス日本語学院★

★がついている学校は登録実践研修機関も兼ねている。

【必須の教育内容50項目対応機関】…Cルートを目指せる
アークアカデミー
アルファ国際学院
早稲田文化館
JLS日本語教師養成講座
大手前大学
岡山外語学院
カナン東京日本語教師養成講座
京進ランゲージアカデミー
KEC日本語学院
行知学園日本語教師養成講座
一般財団法人 国際生涯学習研究財団
i-SEIFU 清風情報工科学院
セントラルジャパン日本語学校
東洋言語学院
ヒューマンアカデミー
ルネサンス日本語学院

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国家資格「登録日本語教員」が目指せるおすすめスクール

ヒューマンアカデミー/通学(全国)

ココがポイント!いつでも学べるWEB講座で420時間相当の内容を学習

スクールホームページ:
>>ヒューマンアカデミー/通学

アルファ国際学院 (全国)

ココがポイント!しっかり学び、楽しく教えるアルファで日本語教師に

スクールホームページ:
>>アルファ国際学院

ルネサンス日本語学院(関東/関西/東海)

ココがポイント!安心のサポート体制であなたの夢をバックアップします!

スクールホームページ:
>>ルネサンス日本語学院

アークアカデミー(関東/関西)

ココがポイント!WEB講座で420時間相当の内容を学習

スクールホームページ:
>>アークアカデミー

京進ランゲージアカデミー日本語教師養成講座(関東/関西)

ココがポイント!日本有数(国内8校、海外2校)の日本語学校を運営している京進ランゲージアカデミー!

スクールホームページ:
>>京進ランゲージアカデミー日本語教師養成講座

日本東京国際学院 日本語教師養成講座(関東/関西)

ココがポイント!就職サポート万全!グループ内の日本語学校への就職も可能♪

スクールホームページ:
>>日本東京国際学院 日本語教師養成講座

千駄ヶ谷日本語教育研究所(関東)

ココがポイント!1975年設立の日本語教育専門スクール!

スクールホームページ:
>>千駄ヶ谷日本語教育研究所

リカレント(関東)

ココがポイント!国家資格登録日本語教員を目指す!学費の最大70%支給

スクールホームページ:
>>リカレント

カナン東京日本語教師養成講座(関東)

ココがポイント!電子黒板導入!ICTに強くなる!

スクールホームページ:
>>カナン東京日本語教師養成講座

行知学園日本語教師養成講座(東京)

ココがポイント!420時間より30時間長い450時間学べる日本語教師養成講座

スクールホームページ:
>>行知学園日本語教師養成講座

i-SEIFU 清風情報工科学院(大阪)

ココがポイント!【オンライン受講も可能】短期集中4か月で日本語教師を目指す!

スクールホームページ:
>>i-SEIFU 清風情報工科学院

岡山外語学院(中国)

ココがポイント!【身につく実践力】即戦力として教壇に立てる日本語教師をめざす

スクールホームページ:
>>岡山外語学院

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