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日本語教育能力検定試験とは?難易度や合格率、勉強方法について解説!

日本語教師として認められる条件のうちの一つ、日本語教育能力検定試験。
合格率は例年20数パーセントと、決して簡単な試験とは言えません。
ここでは、日本語教育能力検定試験の難易度や合格率、そして勉強方法について解説したいと思います。

公開:2019-02-06 (最終更新:2020-10-29)

日本語教育能力検定試験の難易度や合格率

日本語教師_nannido

日本語教育能力検定試験とは

日本語教育能力検定試験は、日本国際教育支援協会が主催する検定試験で、日本語教育に携わる者として一定の水準を満たしているかを検定する試験です。
一説によると、試験に合格すると、大学で日本語教育を副専攻で修了したのと同等の知識量があると言われています。

問われる内容
日本語教育能力検定試験では、日本語の言語的な知識、教授法などの教育に関する知識、日本語教育の歴史などを問われます。
また、音声を聴いて答える音声学に関する問題もあります。

受験資格や試験時間について

ここでは、受験資格と試験時間についてご説明します。

だれでも受験できる
まずは、受験資格についてです。
日本語教育能力検定試験には受験者の制限がなく、だれでも受験することが可能です。
この日本語教育能力検定は、中学校卒業や高校卒業、または専門学校から日本語教師を目指そうとする人にとってはとても大切な試験です。
実は、日本語教師の求人には学歴を問わないものが多く、大学を卒業していなくても、日本語教育を行う一定の実力があることを示すことで、日本語教師になれる可能性が高まるからです。
その実力を示すものとなるのが日本語教育能力検定試験への合格というわけです。

大学卒業が前提の場合
大学から日本語教師を目指す人の場合は、日本語教員養成講座を420時間以上修了することで、文化庁が制定する有資格者基準を満たすことになるため、日本語教育能力検定試験の受験は不要です。

国家資格化が検討されている
なお、日本語学習者の目的の多様化や、日本語教師の資質や能力のばらつきなどの問題に対応するために、現在、日本語教師を国家資格とすることが検討されています。
日本語教師を目指す方はこれらの情報にも留意しておきましょう。

試験は1年に1回
次に、試験時間についてです。
試験は1年に1回、東京、大阪、名古屋、福岡、広島、札幌、仙台の7つの都市で開催されます。
試験は1日のみで行われ、3部構成となっています。
試験内容と時間数は以下のとおりです。
・基礎知識を問う試験:90分間
・音声による試験:30分間
・実践知識を問う試験:120分間

試験の出題範囲と配点について

出題範囲
試験問題の出題範囲は以下の分野から出題されます。
・社会・文化・地域
・言語と社会
・言語と心理
・言語と教育
・言語一般

教育方法のみならず、日本語に関する歴史や、学習活動を支援するのに必要な能力、異文化コミュニケーションに関わる能力などが出題されています。
出題範囲のうち、基礎項目とされている分野が優先的に出題されます。

配点
3部構成の試験合計は240 点満点です。
配点は以下のとおりです。
・試験 I : 100点
・試験 II(聴解試験): 40 点
・試験 III : 100点

合格率

日本語教育能力検定試験の実施団体である日本国際教育支援協会が発表している例年の受験者数と合格者数をまとめました。
およそ21%から26%の間で推移しています。

実施年度 全科目
受験者数
合格者数 合格率
平成20年度(2008年) 4,740 1,020 21%
平成21年度(2009年) 5,183 1,215 23%
平成22年度(2010年) 5,584 1,197 21%
平成23年度(2011年) 5,732 1,527 26%
平成24年度(2012年) 4,798 1,109 23%
平成25年度(2013年) 4,374 1,001 22%
平成26年度(2014年) 4,362 1,027 23%
平成27年度(2015年) 4,727 1,086 22%
平成28年度(2016年) 4,907 1,231 25%
平成29年度(2017年) 5,733 1,463 25%

難易度

合格率から日本語教育能力検定試験の難易度を推し量ることはできます。

日本語教育能力検定試験は、受験すれば誰でも合格できるような試験ではありません。
試験に十分備えていても合格できない場合もあるほどです。
そのため、受験を決めたら試験までの勉強を計画的に進めることが重要になってきます。

日本語教師講座・スクール比較

日本語教育能力検定試験の勉強方法

計画的な勉強

上の項目でも触れましたが、日本語教育能力検定試験の合格を目指すうえで重要になってくるのは計画的な勉強です。
それというのも、日本語教育能力検定試験の範囲はとても広く、この広い範囲の網羅的な勉強に加え、試験に備え問題を解く練習も必要だからです。
この膨大な量の勉強を試験までに行うには、綿密な計画を立てる必要があります。

仕事をしながら検定試験の合格を目指す場合のスケジュール例をご紹介します。

長期的な学習計画を立てる
全体の学習期間を半年とした場合、月単位での長期的な計画を立てましょう。
・はじめの4ヶ月は、練習問題を解きながら復習するなどの勉強に徹する
・後半の2ヶ月を本試験の練習をする

1日のスケジュールを決める
次に、無理のない範囲で1週間や1日ごとの細かいスケジュールを決めましょう。
・1日当たり2時間と決めて毎日勉強する
・毎日通勤時間に用語を覚えるようにして、問題集を週末に解く

独学で日本語教育能力検定試験合格を目指す

独学で勉強するうえで重要になってくるのは、上記に上げたような計画性と、テキストや参考書といった教材選びとなるでしょう。

主催団体の過去問題集
例年、検定試験の主催団体である日本国際教育新協会からは、前年の過去問題集が販売されています。
過去問題集は出版社が作った練習問題ではなく、実際の問題集なので試験対策には強い味方です。
しかし、過去問題集には詳しい解説が付いていないので、解答を確認しながら理解を進めなくてはいけません。

問題集や用語集も参考にする
そのため、過去問のほかに並行して、丁寧な解説がついている問題集を解き進めるのもよい練習になるでしょう。
また、問題集のほかに用語集などもあるので、必要に応じて参考にして勉強を進めるといいでしょう。

日本語教師講座・スクール比較

スクールを利用して勉強するのがおすすめ

日本語に限らず言語に関する知識や、教育に関する知識が全くない場合、独学で勉強を進めるのは厳しいかもしれません。
どうしても経済的に余裕がなかったり、一発合格を目指さなくてもいい方は、それでも独学で勉強をするメリットはあるといえるでしょう。
しかし、できるだけ早く合格したい方、金銭的にも少しは余裕がある方は、スクールの講座利用が効率的です。

スクールの講座には大きく分けて2種類あります。

(1)試験範囲を勉強する講座
まずひとつは、日本語教師に必要な日本語や教育に関する知識を、時間をかけて試験範囲を網羅的に勉強する講座を指します。
試験範囲を網羅するような講座では、範囲が広い日本語教育能力検定試験の勉強を計画的に進めることができます。
科目ごとの適切なカリキュラムが組み立てられ、カリキュラムに沿ったテキストがあるので、独学に比べ自分で学習計画を立てたり適切な参考書を用意する手間がありません。

また、このような日本語教師の理論講座は通信講座で学べるところもあるので、仕事をしながら試験合格を目指す方にはうってつけです。

(2)試験対策講座
もうひとつは、ある程度自分で勉強して試験の対策を短期間で行う、いわゆる試験直前対策講座と呼ばれるものがあります。
試験対策講座は、独学で試験勉強を進めていた方にとっては強い味方となるでしょう。
独学だけではカバーしきれない自身の弱点も、スクールでは講師に直接質問する機会もありますし、音声学など独学では難しい科目も勉強できるのが大きなメリットです。

試験対策講座は、短期間で集中的に試験対策を行う講座が主なので、ある程度自分できちんと勉強をしている方を対象とする場合が多いようです。
また、模擬試験だけ受験できるスクールもあるようです。

必要に応じてこのような講座を受講してみるといいでしょう。

日本語教師講座・スクール比較

まとめ

ここまで、日本語教育能力検定試験の難易度や合格率、そして勉強方法についてご紹介しました。
合格率はおよそ20%くらいと、誰でも合格できるような試験ではないことがわかりました。

合格のためには、綿密な計画を立てて勉強する必要があります。
独学の場合は、教材選びが重要になるでしょう。
独学で勉強を進めるのが難しい場合は、スクールの講座利用がおすすめです。
どのような講座があるのかチェックされてみてはいかがでしょうか。

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