5歳の子はどんな子だった?
私が日本語を教えた5歳の子は、タイ人の男の子でしたが、比較的落ち着いた性格で、本を読むのが好きなタイプでした。
お父さんがパイロットだということで、家庭内で英語を勉強しており、簡単な英語であれば分かる状態ではありました。
しかしながら、基本的に共通言語はなく、授業を工夫する必要がありました。
日本語の授業は30分区切りで進めた
落ち着いている性格だとはいっても、30分くらいで集中力が切れるので、日本語の授業は1回1時間でと言われていましたが、ざっくり30分区切りで進めました。
もちろんその日の気分や体調によっては、30分持たないこともあるので、その都度臨機応変に対応しました。
30分の授業は細かいパートに分けて、ウォーミングアップ(5~10分)→前回の振り返りを兼ねた単語ゲーム(5~10分)→ひらがな練習(5~10分)などと、テンポよく進めるようにしていました!
調子のいい時だと、すごく集中して1時間休憩なしで授業を受けてくれたこともありましたね(^^)
絵カードや手遊びを中心に取り入れた
幼稚園児の授業といえば歌やダンス!と思っていたのですが、その子はどちらかというと読書好きの落ち着いた性格だったので、絵カードや手遊びを中心に取り入れました。
働いていた日本語学校には、絵カードなどの教材がたくさんあったので、それを使いました。
その時学校を管理していたタイ人の校長も、気を使って子ども向けの教材を追加で購入してくれたので、とても助かりました♪
手遊びだと、世界共通で通じるグーチョキパーを使った遊びが好評でしたね。(じゃんけんなど)
お絵描きも好きだったので、クレヨンなどを使って「じゃ、犬を書いてみよう!」などと単語導入に使うこともありました。
たくさん教えようとしない
せっかくお金を払って日本語を勉強しにきているんだから、たくさん教えてあげようと最初は頑張っていました。
でも、結局集中力が続かないし、日本語の勉強なんてつまらない!と、辞められてしまうのももったいないと思い、たくさん教えようとしないことを、逆に心がけるようにしたんです。
その子の両親も、日本語をペラペラ話せるようになってほしいというよりかは、日本語に興味をもってもらいたいという思いで習わせているようだったので、1回の授業で1つでも日本語の単語を覚えれば合格!くらいにハードルを下げました。
また、正しい答えを言えた時には、思いっきり褒めてあげるようにもしていました。
小さな成功体験の積み重ねが、日本語の勉強へのモチベーションアップにも繋がると思ったので(^^)
結局その子は、両親の仕事の都合で半年くらいで辞めてしまったのですが、毎回休まずに授業に通ってくれました♪
なるべく日本語で話しかけてあげる
その子との共通言語がなかったというのもありますが、せっかく日本語の授業にきてくれているので、「これは好き?」「何がほしい?」など、簡単な日本語で話しかける機会を多く持つようにしていました。
小さい子は飲み込みが早くて、何度か繰り返すうちにすぐ覚えてくれることも多く、そのスピードには驚かされました。(もちろん個人差はあると思います!)
発音に関しては、その子は両親が日本語に関心を持っていたこともあって、小さい頃から日本語の音に触れていたようで、ひらがなや単語の発音は、外国人の子どもとは思えないくらい自然でした(^^)
先生や両親と連携を取る
1時間の授業内でできることは、どうしても限られるため、日本語学校で働く他の先生や、その子の両親と連携を取って、授業時間外でも日本語に触れる機会を増やしてもらうようにしました。
例えば、タイ人の先生にタイ語と日本語を混ぜて話しかけてもらったり、両親へ授業で学んだ内容を共有して、普段の生活の中で、簡単な日本語で話しかけてもらったりもしていましたね。
その子のご両親も日本語に興味があったので、連携を取りやすかったです(^^)
まとめ
今回は、私がタイで5歳の子にどのように日本語を教えたのかを振り返って、簡単にまとめてみました。
本日紹介したのは一例で、教える子どもの性格や興味・関心のあるものによっても、効果的な教え方は変わると思います。
大学生や社会人に日本語を教えることの多い私ですが、小さい子にも効果的に日本語を教えられるよう、これからも教授スキルを磨いていきたいです☆