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通信制大学は学歴にならない?就職時の履歴書にはどのように書けばよい?

通信制大学は学歴にならない?就職時の履歴書にはどのように書けばよい?

通信制大学は学歴にならないのではないか、そのように心配される方がいらっしゃるでしょう。
今回は、通信制大学が学歴になるのかをはじめ、履歴書の書き方や評価についても詳しく解説していきます。 通信制大学への入学を悩まれている方、ご検討中の方はぜひご一読ください。

最終更新:2024-03-29 13:00

通信制大学はれっきとした「学歴」になる

通信制大学はれっきとした「学歴」になる 通信制大学は法律で認められた「学校」_educationalbackground-1

通信制大学は法律で認められた「学校」

通信制大学は、文部科学省が認可した法律上の「学校」です。
そのため、学歴として正式に認められます。

通信制大学が学校教育法によって制度化されたのは1947年、その3年後には大学教育課程として文部科学省に認可されました。

現在、通信制大学には、動機や目的、入学資格などによって分けられる4つの受講種類があります。

その受講種類のなかで正規の過程を選択し、通信制大学を卒業すれば最終学歴は「大卒」となります。

通信制大学で大卒資格を取るには

それでは、大卒資格を取るための方法を詳しくご説明します。

受講種類
前述のとおり、通信制大学には4つの受講種類があります。

大学によって名称が異なる場合がありますが、「正科生」「聴講生」「科目別履修生」「特修生」がその受講種類にあたります。

正科生を卒業
大卒資格を取るためには、「正科生」という正規の過程を選択し、卒業することが必要です。
卒業すれば学部に合わせた大卒資格、つまり学士を取得できます。

高校卒業が必須
また、前提として大学に進学するためには「高校を卒業していること」が条件です。

高校中退などでその条件を満たせない方は、「高等学校卒業程度認定試験」に合格することで高校卒業と同等の学力があると認められ、大学の受験資格を取得できます。

大学によってはその他の条件でも高校卒業と同等の学力があるとして入学が認められる場合もあるようです。
まずは各大学の入学要綱を確認してみましょう。

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就活時・転職時の履歴書の書き方

就活時・転職時の履歴書の書き方 履歴書に通信制とわかるように書く_educationalbackground-2

履歴書に通信制とわかるように書く

次に、通信制大学を卒業後、就職や転職の際に提出する履歴書の書き方をご説明します。

書き方の例
基本的な書き方は下記のとおりです。

○年○月 ○○大学 ○○部 ○○学科(通信教育課程)入学
○年○月 ○○大学 ○○部 ○○学科(通信教育課程)卒業

これは卒業している場合です。
まだ卒業しておらず、卒業見込みの時は「卒業見込み」、在学中の場合は、「現在、○年次に在学中」のように書くとよいでしょう。

正式名称を記載
この際、「通信教育課程」と記入することは強制ではありません。
ただし、就職活動の際に必要となる場合のある成績証明書や、卒業見込み書、卒業証明書などの証明書類には「通信教育課程」「通信教育部」などと記載されます。

そのため、履歴書に書くときは正式名称を確認し、表記をそろえたほうが無難だといえます。

注意点
また、企業や担当者によっては「通信教育課程」の言葉が書かれていなかった場合に、学歴詐称だとみなす場合もあるようです。

通信制大学は正式な学歴です。
隠したり嘘をついたりして後々トラブルにならないよう堂々と記載し、通信制大学で学んだことや意欲をアピールした方がよいでしょう。

通信制大学は就活時に不利?評価されない?

通信制大学は就活時に不利?評価されない? 大卒扱いとして評価される!_educationalbackground-3

大卒扱いとして評価される!

大卒枠での採用
履歴書に「通信教育課程」と書くのをためらうという方は、就職に不利になったり、正当に評価されないのではないかと心配されているのではないでしょうか。

通信制大学は正式な大学であり、学歴のうえでもきちんと「大卒」枠で新規採用されますのでご安心ください。
高卒・専門卒の場合と比較しても就職の幅が広がるでしょう。

卒業が評価されることも
比較的卒業しやすい通信制高校のイメージと重なるためか、通信制大学は卒業が容易だという誤解から、評価されないと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実は、通信制大学の単位取得は容易ではなく、卒業できない学生の方が圧倒的に多いのです。
卒業するためには、ある程度の努力を求められます。

軽視されがちだった以前とは違い、そうしたことも認知されてきたため、通信制大学を卒業したことを高く評価してくれる企業もあります。

アピールポイント
通信制大学だからと引け目を感じる必要はありません。
就職活動の際、「どうして通信制を選んだのか」を相手が納得できるように答え、努力して学んだことや意欲を積極的にアピールしましょう。

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通信制大学のメリットとは?どのような人におすすめ?

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自分の学歴にコンプレックスがある方

さまざまな事情で中卒や高卒でその後の進学をあきらめた方、進学はしたけれど中退した方など、さまざまな方がいらっしゃると思います。
学歴ですべてが決まってしまうわけではありませんが、それでも自身の学歴にコンプレックスを感じてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にも通信制大学はおすすめです。

通信制大学を利用すれば、働きながら大卒資格を取得できるというのがもっとも大きなメリットといえるでしょう。
今まで引け目に感じていた部分を補うことができるのはもちろんですが、大学に入ってみることで、「自身の人生にとって学歴が必要か不要か」ということを考える機会を得ることができます。

また、これまで興味があっても学べなかった分野を学べたり、学生の頃には得られなかった新しい知識を手に入れられたりといったメリットもあります。

資格取得に向けて大卒を目指す方

保育士や教員免許といった国家資格などの試験を受ける際に、受験資格として大卒資格が必要になるケースがあります。
社会人になってこれらの資格取得を検討している方にも、通信制大学はおすすめです。

資格認定のタイミング
また、通信制大学では卒業することで大卒資格(学士)を取得できるだけでなく、同時にさまざまな資格を目指すことができます。
それらはすべて卒業と同時に取得可能というわけではなく、資格認定のタイミングは下記のように4種類あります。

なかには、「大卒資格」と「国家資格の受験資格」とを同時に目指せるコースも存在します。

  • 卒業と同時に取得可能な資格
    保育士、幼稚園教諭免許状、栄養士、司書、認定心理士など
  • 卒業後に一定の実務経験を積むことで取得可能な資格
    測量士など
  • 卒業と同時に「受験資格」が取得可能な資格
    看護師、二級建築士、公認心理師など
  • 卒業後に一定の実務経験を積むことで「受験資格」が取得可能な資格
    社会福祉士、一級建築士など

また、目指す資格によっては、通信制大学へのスクーリングなどが必要な場合もありますので、前もって確認しましょう。

自分のペースで学びたい方

通常の大学では、あらかじめ時間割が決められているため、それに合わせて通学することになります。
そのため、働きながら学びたい社会人や、大学が遠く通学が困難な方などには学ぶことが難しいかもしれません。

しかし、通学制大学であれば通学の必要がないため、時間や立地面での制約は格段に少なくなります。
全国から好きな大学を選んで在籍し、eラーニングを利用することで、場所を選ばず自分のペースで学ぶことができるからです。

スクーリングの有無
選ぶ大学や取得したい資格によっては、実技・演習講義のためスクーリング(面接授業、対面授業)が必要になりますので、大学ホームページなどで確認しましょう。
一部では、働きながら学べるよう、パソコンでスクーリングを受講できたり、自宅で単位取得試験を受けられたりと、さまざまな配慮がされている大学もあります。

スクーリングなしで卒業可能な通信制大学もあり、下記記事で紹介していますので参考にしてください。

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