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介護職員初任者研修の講座内容は?実技・実習や振り返りなどについて紹介します!

介護業界に入る際、最初に取得を推奨されるのが介護職員初任者研修。在宅、施設介護を問わずに、介護職員として勤務するうえで必要不可欠となる基礎知識と技術の習得を目的とした研修です。
そもそも介護職員として実務を行うときには、何かしらの介護資格を保有していないと仕事の範囲が制限されてしまいます。また、介護初任者研修を取得することで「実務者研修」「介護福祉士」へのステップアップも可能になります。色々とメリットが多い資格ですので、ぜひ習得を目指しましょう。
この記事では介護職員初任者研修の講座内容について解説します。実技や実習など研修内容は多岐に渡りますので、事前に抑えておくと勉強がはかどります。

公開:2019-11-06 18:10 (最終更新:2019-11-12 14:55)

介護職員初任者研修の講座内容とは?

介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)_course

カリキュラムは全130時間!「職務の理解」から「振り返り」まで座学だけでなく、実習も含む10項目!

介護職員初任者研修のカリキュラムは厚生労働省の指針に沿って作成されました。全講義時間は計130時間。介護職の基礎から実務までしっかり身に付ける内容となっています。
研修科目は10科目。「職場の理解」「介護における尊厳の保持・自立支援」「介護の基本」「介護・福祉サービスの理解と医療の連携」「介護におけるコミュニケーション技術」「老化の理解」「認知症の理解」「障害の理解」「こころとからだのしくみと生活支援」「講義の振り返り」です。
詳しくは以下で紹介しますが、1点だけ注意点があります。実はこの研修、国家資格ではないため様々なスクール・講座団体が開講しています。そのため細かいカリキュラム内容や最終試験に若干の差異が生まれることもあるようです。

初任者研修(ヘルパー2級)講座・スクール比較

介護職員初任者研修の具体的な講座内容を紹介!

(1)職務の理解

介護職員初任者研修で行われる最初の講義が職務の理解です。これは研修に入る前のオリエンテーション的な意味合いも含まれており、自分たちが何を学習し身に付けるのかを理解するための時間になります。とあるスクールでは講師、受講生の自己紹介から始まり、各自の目標や状況などが話し合われました。

この講座ではさらに2つのポイントに絞って進行されていきます。
1つ目は多様なサービスの理解。現在の介護職において、どのようなサービスが行われているかを学習します。
2つ目は介護職の仕事内容や働く現場への理解です。介護職員は施設だけでなく利用者の居宅を利用することもありますので、各現場への対応能力が求められます。映像教材を利用するほか、実際に介護施設を見学する実習も行われるようです。

(2)介護における尊厳の保持・自立支援

介護職員として忘れてはいけない基本的人権について講義になります。前提として、介護職は利用者の尊厳ある暮らしをサポートする職業であることを自覚しなければいけません。自立支援や介護を行うにあたり、行ってはいけない事・基本的視点の持ち方を学習します。
昨今ニュースで見かける介護職員の虐待事件は、まさにこの講義と深く関連しています。虐待の定義、身体拘束の方法、利用者のプライバシーを保護するためのポイントが解説されるので、しっかりと覚えておきましょう。
講義では受講者たちによるグループディスカッションが実施されるようです。様々な事例をもとに各自意見を話し合うことで、他の人と自分の認識に差があることを発見できるかもしれません。
講義時間は9時間が予定されますが、基本的には自宅学習が中心となります。

(3)介護の基本

介護職に何が求められているのか、介護を取り巻く環境はどのように変化していくのかを学習します。介護職を務めるにあたり生じるリスクや対応策について説明がありますので、新人の方にとっては重要な科目です。
福祉サービスだけでなく、医療との連携やリハビリなど幅広い業務が求められる介護職はそれぞれの専門用語も記憶しなければいけません。そのような業務を基礎知識として学習する時間が介護の基本になります。また、技術や知識以上に求められるのが介護職員の倫理観。自身の体験を見つめ直し、文章化することで内面の変化を観察します。
基本的には自宅学習が中心になり、レポートをまとめて終了です。

(4)介護・福祉サービスの理解と医療の連携

介護保険制度や障碍者支援制度の仕組みなど、最低限知っておかなければいけない医療制度について学習します。少子高齢化が進む中、介護保険制度も時代に合わせて変化してきました。講義では介護保険制度が予防重視型システムへと転換している現状や、地域包括ケアシステムが推進されていることについて学習します。制度に関わる専門用語を記憶し、内容を説明できるように知識の確認が行われることでしょう。
医療との連携、リハビリステーションに関しても学んでいきます。リハビリステーションとは一体どのようなものなのかなど理念や仕組みを解説したのち、介護職と看護職の役割、連携についての学習が行われます。

(5)介護におけるコミュニケーション技術

介護職において欠かせないのが利用者とのコミュニケーション。高齢者、障碍者のコミュニケーション能力は各自異なるため、細心の注意をはらわなければいけません。また、利用者だけでなく同僚とのチームとしてのコミュニケーションも大切です。利用者の記録に関する情報の共有化がどれほど重要か講義で学びます。
授業内容は映像教材を用いた観察や記録の実務体験が中心です。介護職における記録の種類、書類の作成、ヒヤリハットについて、5W1H、ケアカンファレンスをここで学習します。
コミュニケーションというと言葉でのやり取りを思い浮かべる方が多いかもしれまえん。しかし介護現場では身振り手振りを用いた方法が求められます。職員の表情も重視し、いかに分かりやすく正確に伝えられるか、介護者・スタッフ・家族など様々な人を対象に学んでいきます。

(6)老化の理解

介護者の加齢や老化についての学習です。老化は体だけでなく心にも影響を与え、介護における生理現象やその他実務との関連もあります。
この講義は基本的に自己学習が中心。日常生活への影響、咀嚼機能の低下など重要な項目が多いため集中して学習しましょう。
他には高齢者の健康問題も講義で取り扱われます。高齢者がかかりやすい病気、その対策。生活をする上で注意しなければいけない点は最終試験でもよく出題されます。
何気ない実務作業のなかで注意を怠ると介護者の骨折や精神疾患を引き起こしてしまうこともあります。老化に伴って発生する心身の変化を一覧にまとめるなどして、しっかりと記憶することが望まれます。
また、この講義で学んだ内容は次の項目でも扱われますので注意してください。分からないことを残したままにせず、しっかりと学習を進めていきましょう。

(7)認知症の理解

昨今社会問題となっている認知症患者。介護職においても認知症への理解は急務とされ、知識がないまま実務に入ると大きなトラブルのもとになります。
講義で最初に学習するのは最初に認知症を取り巻く状況についてです。認知症ケアの理念、基本的な関わり方を学習し、自身の役割を明確にしていきます。
次は医学的側面から見た認知症の基礎や健康管理。認知症そのものの概念を学習し、単なる加齢との違い、認知症の原因、健康管理のポイントなどを学習していきます。
3つ目は認知症に伴う心身の変化と日常生活。具体的な実務内容の解説が行われ、症状別のケア技術を習得します。
最後は家族への支援についての説明です。認知症家族の負担は度々ニュースでも取り上げられますが、介護職は彼らの支援も行います。

(8)障害の理解

ここでは障害に関する知識を習得します。障害の概念、医学的分類、ノーマライゼーションの解説など専門的な分野に入りますので、若干難しく感じられるかもしれません。
一言に障害といっても、それが身体なのか精神なのか知的なのか、各自によってとらえ方も介護も異なります。障害ごとの症例を把握し、介護職としてどのようなアプローチが適切なのか自身で判断できる力が必要になるでしょう。認知症同様に障碍者家族との関りもテーマになっており、どのような支援が求められるのかは実務においても重要なポイントです。

(9)こころとからだのしくみと生活支援技術

ここまでのカリキュラムは、1講義3時間から9時間程度の長さでした。しかし、こころとからだのしくみと生活支援技術は75時間と非常に長時間の講義。介護職として必要となる技術、知識を習得し、現場に出て介護が実施できるレベルが到達目標とされます。
基本知識の習得においては、今まで学習した範囲も含めてになりますのでスムーズに進めれるかもしれません。問題は実習作業です。移動や体位変換、食事の補助、排せつ、入浴など難易度の高い実務を実際に行います。本で見るのと実際にやるのとでは勝手が違うため、多くの人が苦戦する項目です。

(10)振り返り

研修で学んだことを振り返り、学習内容の再確認が行われます。就業するにあたって重要なポイントの説明などの説明もありますので、しっかり受講しておきましょう。
また、振り返りでは修了試験も行われます。合格基準、出題内容は各スクール毎に異なりますが、共通して難易度は高くありませんので安心してください。万が一不合格となった場合も、大抵のスクールは再試験を開催しています。
なお、この研修はあくまで介護職の入門用。研修終盤ではもちろん試験対策の話もありますが、キャリアプランについての解説もあります。実務に入る前に、自身の進み方も見直してみると良いでしょう。

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