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ヘルパー2級と初任者研修の違いは?メリットや現状について解説!

ヘルパー2級と初任者研修の違いは?メリットや現状について解説!

ヘルパー資格として馴染みのあった「ホームヘルパー2級」研修が廃止されて数年経ちますが、いまだに資格自体は有効です。
当ページでは、ヘルパー2級と介護職員初任者研修の違い、ホームヘルパーとはどのような職業なのか、ヘルパー資格の種類について詳しく解説します。
介護職員初任者研修について取得メリットや講座内容も紹介します。
ヘルパー2級取得者や、これから介護に関する資格取得をお考えの方はぜひ参考にしてください。

更新日:2024-02-15(公開日:2019-02-08)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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ヘルパー2級から初任者研修へ変わった背景

介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)_helper

ホームヘルパー2級とは

ホームヘルパー2級資格の廃止について解説します。

ホームヘルパーとは
ホームヘルパー2級は、日本国内で介護のスキルを証明するために実施されていた、訪問介護員2級養成研修の別称です。
訪問介護員とは介護事業所などに所属し、家庭・自宅での介護、つまり訪問介護をおこなう人を指します。

資格取得ルート確立のため移行
介護職需要が増加する時代の流れとともに、ホームヘルパー(訪問介護員)の役割が増すなか、よりわかりやすい資格取得ルートを確立するために、ホームヘルパー2級研修は2013年に廃止になり、後継資格として、「介護職員初任者研修」という名称に変更になりました。

資格自体は有効
ただし、ホームヘルパー2級資格自体がなくなってしまったわけではなく、すでに修了している方は、引き続きヘルパー2級資格取得者として名乗ることができます
また、ホームヘルパー2級、介護職員初任者研修ともに国家資格ではありません。

ホームヘルパー2級廃止の流れ

同時期に廃止されたのは、ヘルパー2級研修だけではありません。
ヘルパー2級の上位資格として「ヘルパー1級研修」「介護職員基礎研修」「介護福祉士(国家資格)」などの資格がありました。
このうち「ヘルパー1級研修」「介護職員基礎研修」は、実務者研修に統合されました

一方、ヘルパー2級研修は、「介護職員初任者研修」に名前を変え、介護資格の取得ルートにおける最初の基礎資格として定着しています。

キャリアパスの整備
また、国家資格である介護福祉士の重要度を高め、介護レベルの向上を図る目的もあり、受験資格の一部に実務者研修が追加されるなど、順調にキャリアパスの整備が進んでいます。

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ヘルパー2級と介護職員初任者研修の違い

介護職員初任者研修の特徴

均一での教育が可能
介護職員初任者研修は、介護職員として働くうえで必要な知識とスキルを新しく体系立てて、わかりやすく再構成した研修です。
カリキュラムをある程度、統一指針に基づいて作ることで、どのスクールでも均一された教育ができるような仕組みを目指しています。

実技や修了試験の実施
また、講義を聴くだけでなく、実技の時間を充実させたり、理解度を確かめるための修了試験を設けるなど、双方向の理解確認の機会が増えています。
働きながらでも学びやすいように、カリキュラムの大半は通信教育で学べるようにも配慮されています。

ヘルパー2級との違い

基本的に違いはないといえますが、変化したことは「修了試験ができたこと」、「現地での実習がなくなったこと」が挙げられます。

修了試験自体の難易度は決して高くなく、授業内容を理解していたか確認する程度のものです。
現地の実習がなくなることで、「実際の現場でのスキルは大丈夫なのか」という声も当初はありましたが、介護職員初任者研修が始まってしばらく経過した現在では、大きな課題は見えていないようです。

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ヘルパー2級資格の今後の扱い

資格自体は有効に

履歴書に記載可能
ヘルパー2級研修の受講はもうできませんが、すでに取得しているヘルパー2級資格は有効です。
履歴書にも「ホームヘルパー2級修了」「訪問介護員2級養成研修課程修了」と書くことができます。

介護職員初任者研修修了と同様の扱い
また、扱いとしても介護職員初任者研修の修了と同様の扱いになりますので、改めて初任者研修を受講しなおす必要はありません。
同様にヘルパー1級や介護職員基礎研修修了者も資格自体は有効です。
むしろ実務者研修を受講する際に、ヘルパー2級、ヘルパー1級、介護職員基礎研修の修了者は、必要時間と費用が少なくなるので、証明書はなくさないようにしましょう。

資格証明書の再発行はできる?

事業所で再発行可能
もし資格証明書を紛失してしまった場合は、受講した事業所で再発行が可能です。
ホームヘルパー2級は都道府県管轄の資格でしたが、再発行については事業所がおこなうように明記されています。

再発行は難しい場合も
万が一、受講した事業所がすでになくなってしまっている場合、再発行は難しいかもしれません。
そのため、証明書は厳重に保管しましょう。

国家資格の介護福祉士を目指しましょう

介護職員初任者研修へ制度変更されてから、資格取得者は順調に増えていますが、いまだ人材難です。
すでにヘルパー2級を取得している方は、それだけで介護事業所で働きやすくなると思いますが、さらなるステップアップをするために、実務者研修や介護福祉士の資格取得を目指すことをおすすめします。

給料への好影響
業務の幅が広がるだけでなく、給料にも影響してくることでしょう。

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介護職員初任者研修を取得するメリット

就職やキャリアアップ、家族の介護に活かせる!

(1)就職に有利になる
介護福祉業界は慢性的な人員不足に陥っており、求人募集が年間通しておこなわれている施設も少なくありません。
そのため、就職難になりづらいと考えられます。

また、介護施設は無資格者でも勤務自体は可能ですが、実際の求人では「介護職員初任者研修を取得した人限定」というケースも多くみかけます。
仮に、無資格者も含めた募集でも、複数の応募者が集まった場合は有資格者が優先させる可能性が高いでしょう。
介護職員初任者研修を取得していれば、訪問介護事業所にて訪問ヘルパーとして働くことが可能になりますので、就職先の選択肢が広がります。

(2)昇給、給料アップにつながる
介護職員初任者研修を取得していると、就業時の給料が無資格者に比べて高く設定されることがあります。
また、介護施設によっては資格手当の支給対象になっているケースもありますので、資格の有無は給料の優遇に直結すると考えてよいでしょう。 
介護職員初任者研修の資格手当相場は月5,000程度だといわれています。

(3)キャリアアップにつながる
介護職員初任者研修の取得は、その後のステップアップにも深く関係しています。
介護職員の入門資格にあたる介護職員初任者研修ですが、これを取得していることで上級資格の「介護福祉士実務者研修」の受講130時間が免除されるのです。
実務者研修を取得できれば国家資格の「介護福祉士」の受験資格が得られます。
介護業界で長く働くことを検討されている方は、キャリアの第一歩として資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

(4)身内の介護やサービス業で活かせる
介護職員初任者研修の知識が活きるのは介護業界だけではありません。
研修では介護における基本を丁寧に学ぶことができます。
職業の倫理や考え方、高齢者や障がい者といった被介護者との接し方、社会福祉制度の基本、認知症の仕組みなど、介護に欠かせない入浴介助や移動・食事も身につけられます。
家族や知人が介護を必要としたときに、必ず役立つことでしょう。
身につけたスキルや心構えは、高齢者向けのサービス業にも活かせるといえます。

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介護職員初任者研修の講座内容・カリキュラムは?

130時間のカリキュラムで、介護全般の基礎知識や技術を学ぶ

介護職員初任者研修のカリキュラムは講義と演習で構成されており、全体で約130時間を必要とします。
このカリキュラムや学習内容は、厚生労働省の指針をもとに、都道府県ごとに実施要綱に沿って指定の養成機関が決めています。

学べる内容
講義では、介護業務に必要な基礎知識や介護職の職業倫理、高齢者や障がい者の理解、社会福祉制度などを学びます。
演習では、高齢者の移動や食事、入浴などの基礎知識と技術、基本的な介護全般の技術などを学ぶことになります。

研修科目や学習時間は下記のとおりです。

研修科目学習時間
職務の理解6時間
介護における尊厳の保持・自立支援9時間
介護の基本6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
介護におけるコミュニケーション技術6時間
老化の理解6時間
認知症の理解6時間
障害の理解3時間
こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
振り返り4時間
合計130時間

修了試験の実施
上記すべてのカリキュラムを修了後、決められたレポートなどの課題を提出します。
課題に合格すると、スクールで1時間程度の修了試験がおこなわれます。
これは研修で学んだことへの理解度を確認されるものになります。
しっかりと研修に取り組み、学習計画を立てて不足していると思う部分の復習をきちんとこなすことで合格できる内容になっています。

この試験にも合格し、すべての修了条件を満たせば修了証明書が発行され、資格取得となります。

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職業としてのホームヘルパーとは

ホームヘルパーとは

「ホームヘルパー」という言葉は、資格というよりは、職業として認識されています。
介護サービスには施設介護と訪問介護に分けられますが、このうち訪問介護をおこなう人をホームヘルパーと呼びます。

ホームヘルパーの平均年収

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」の結果、ホームヘルパーの平均年齢は、正社員の場合で48.9歳、平均年収は327万7,000円となりました。
年間ボーナスの平均は、38万7,400円です。

国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査結果」によると、給与所得者の平均年収は436万円でした。
ホームヘルパーの年収は、他業種の給与に比べると、やや低めの水準であることがわかります。

しかし、最近、働き手が増えてきている介護や福祉分野の仕事で見ると、ホームヘルパーの所得は比較的高い方のようです。
ただし、勤務する施設ごとに、給与体系には差があります。
また、役職や資格に対する各種手当や福利厚生なども違いがあります。

正社員とパートの比較
【正社員】
平均年齢:48.9歳
勤続年数:7.3年
労働時間:161時間/月
残業時間:7時間/月
平均月収:240,800円
年間賞与:387,400円
平均年収:3,277,000円

【パート】
平均年齢:58.1歳
勤続年数:7.9年
実労働日数:15.8日/月
1日の平均労働時間:3.8時間/日
平均時給:1,447円

出典:「令和元年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
※平均年収については本統計データを加工して作成(きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額)

パートでホームヘルパーとして働く

ホームヘルパーとしてパート勤務する場合、時給は1,447円です。
時給が最も高い東京都でも1,177円なので、ホームヘルパーのパート勤務は、高い時給が得られる仕事だといえます。
ホームヘルパーの1日の平均勤務時間が3.8時間で、1ヶ月の平均勤務日数は15.8日です。
平均的な勤務日数・時間で働いたとすると、8万6,877円の月収になります。

データから読み取れること
パート勤務をしているホームヘルパーは、平均年齢は58.1歳です。
パート勤務者の多くは、子育てが落ち着いた主婦層で、時間にゆとりができて扶養内で働いているケースが考えられます。
週に4日~5日くらいのペースで、短時間のパート勤務をしながら、月に約8万円の収入を得ることが可能です。

女性の仕事として

女性人気が高い
介護職における女性の割合は、約80%です。
男性の職員数は、圧倒的に少ない仕事だといえます。
特に、ホームヘルパーは取得しやすい資格で、短時間のパート勤務でも働くことができる仕事なので、女性からの人気が高いと考えられます。
今後も、さらに働き手が求められていくので、働き口に困ることもない仕事でしょう。

年齢制限がなく長く働ける
しかし、介護分野の仕事でキャリアアップを目指して、さらに上の所得を目指す女性には、おすすめはできません。
その場合、ホームヘルパー以外にも、資格や経験が求められます。
ホームヘルパーは、体力が求められる仕事ではあるものの、年齢制限はありませんし、自分のペースで働き続けることができるので、女性がいつまでも収入を得られる仕事として魅力的です。

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ヘルパー資格の種類

制度変更から数年たった現在でも「ヘルパー2級」「ヘルパー資格」といった呼び名が廃れていないのは、それほど馴染みのある名称だったからと考えられます。
新旧で「ヘルパー」と名の付く資格名を集めましたので、参考になればと思います。

ホームヘルパー3級
2009年に廃止。
介護の資格であるにもかかわらず身体介護がおこなえないなど、有効性が疑問視されていました。

ホームヘルパー2級
2013年から介護職員初任者研修へと移行。
今も介護職の基本資格として定着しています。

ホームヘルパー1級
2013年から実務者研修に一本化。
サービス提供責任者になれるなど、ヘルパー2級の上位資格の位置づけでした。

介護ヘルパー初任者研修
介護職員初任者研修のことを指します。
三幸福祉カレッジが一時使っていた名称です。

ガイドヘルパー(移動介護従事者)
ガイドヘルパーは現存する資格です。
視覚障害、全身性障害の方の外出介助がおこなえるように。
ヘルパー2級は、知的障害者の外出介助が可能。

難病患者等ホームヘルパー
難病患者等ホームヘルパーは現存する資格です。
難病患者等に対してのホームヘルパースキルを向上するための研修。

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